元祖白チビ先輩！！

浅葱と玉狛支部 ページ16

黒トリガーを取りに来るなら遠征部隊かな〜？
あとちょっとで慶たち帰ってくるし、私と悠一だけで勝てるかどうか…

ま、その辺は悠一がどうにかするかな
本部から出て、くがくんたちと合流できた
修のこれからどうすればいいのかっていう質問に悠一が答える
「いろいろ考えたけどこういう場合はやっぱシンプルなやり方が一番だな

うん、遊真おまえ……ボーダーに入んない？」
「おれが………！？」
『おーいいねそれ。流石悠一こういう時に頼りになる』
「だろー？」
「空閑をボーダーに入れる……！？」

「おっと、別に本部に連れて行くわけじゃないぞ。
ウチの支部に来ないかって話だよ。ウチの隊員は近界民の世界にも行ったことあるやつが多いから、おまえがむこう出身でも騒いだりはしないぞ。

といあえず、おためしできてみたらどうだ？」

くがくんは少し考えて
修とちかちゃんも一緒ならいいとのことで…

『じゃあ決まりだね！』
修たちを連れて玉狛に向かう


暫くすると川の真ん中に浮いた割と大きめな建物が見える。
「さぁ着いた

ここが我らが玉狛支部だ」
「川の真ん中に建物が……！」
「ここはもともとは川の何かを調査する施設で、使わなくなったのを買い取って基地を立てたらしい。いいだろ


隊員は出払ってるっぽいけど何人かは基地にいるかな？」
携帯を見ながら話す悠一
『ただいまー！』

扉を開けるとすぐ目の前にカピバラの雷神丸に乗る陽太郎
「おっ陽太郎、今誰かいる？」

「…………しんいりか…」
神妙な感じで聞く陽太郎に悠一は容赦なくちょっぷする


「しおちゃん先輩たちおかえり〜
あれっえ？何？もしかしてお客さん！？

やばい！おかしないかも！
待って待って！ちょっと待って！」

そうだよねー
玉狛にお客さんってあんまり来ないから
因みに栞ちゃんとは名前に二人とも“しお”がついてるから
しお仲間なんだ〜

陽介と陽太郎が“陽”仲間みたいな感じで

『栞ちゃ〜ん、お菓子ならこの間いいとこのどら焼き買わなかったっけ〜？』
「あっそうだそうだ！ありがと〜」

修たちをソファまで案内する
「どらやきしかなかったけど……でもこのどらやきいいやつだから。
食べて食べて。

アタシ宇佐美栞、よろしくね！」
顔をキラキラさせて自己紹介する栞ちゃん
修がメガネだからテンション上がってる感じだなこれは
「これはこれはりっぱなものを……」
「いただきます」

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