澄んだ青い空の下で【colon】

No,10 ページ14

ころんside

いつものように彼女は校舎裏で空を見上げながら待っていた


ゆうれいは人の気配に敏感なのか
僕が近づくとこっちをみて手を振ってきた


『いらっしゃい』

「おじゃまします」

Aは自分の家のように僕を手招きした


彼女の隣に僕は座る






『？今日なんか珍しいもん持ってる』


Aはそんなことをいうけど僕にはわからない


『それだよ、それ。手に持ってるの』


そう言われ自分の手をみる
持ってるのはタピオカミルクティ−


「ん？これのこと？」

見せながら左右に揺らす


『うん！それ。なんか変なの浮いてるけど･･･ゴミ？』


えっタピオカ知らないんだ
じゃあ最近のゆうれいじゃないのか？


それはまた今度に聞こうと思い
タピオカの説明に入る


「えっと、浮いてんのはゴミじゃなくてタピオカっていうんだ
　いまこれが流行ってるんだよ」


説明している間彼女は瞳をキラキラさせていた


『ね〜ちょっと貸して』


そう言われ渡す


『へぇー。これがタピオカか〜』


いろんな方向からカップをみている


「そーいえばゆうれいって飲食できるの？」


『んーん。できないよ。おなかすかないから便利だよね』
『けどタピオカ飲んでみたい−』


彼女は声をうならせている


数分たった後彼女は何か思いついたように


『あっ、そうだ。
　私これ飲んでんのみてみたい』


そういい僕にカップを渡してきた


「それみて楽しいの？」


『分かんない』


いや分かんないのか
まぁいいや


僕はストローに口をつける
中に入ってるものを吸うとミルクティ−とタピオカが入ってくる


終始ずっとみられていたから緊張した
それに



恥ずかしい




飲み終わった僕をみて彼女は拍手した


『私、ころんくんが飲食してるところ見るの好きかもしれない。
　なんか小動物みたいで可愛い」


小動物ってツッコもうとしたけど


笑ってる彼女をみたらツッコめなかった



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タピオカってもう終わった？

終わってたらごめんなさい(＞_＜)

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