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10話いきました! ページ10

Aside


敦「出たというか…追い出されたのです。経営不振だとか事業縮小だとかで」



太宰「それは薄情な施設があったものだね」



「それって君だけ追い出されたの?」



気になることがあったから会話にまざった。



敦「うん、そうだけど...?」



それがどうしたの?という顔をしている。



「ううん、ただ気になっただけだから、気にしないで!」


そうごまかした。


やっぱりおかしい!


経営不振なら、一人だけを追い出して解決できるわけない。


敦くんが追い出されたのは別の原因があるはずだ。



って、あれ?これって私も質問されるよね?


のんきに考えごとしてる場合じゃなかった!!!


太宰「Aちゃんは?」


ほらやっぱり!考えとけばよかった!


後悔してもすでに遅い。



まぁ、怪しまれないように答えたらいいか。


「私、田舎出身で、都会に来るのが夢だったんです!」


これでどうだ!



太宰「こんなに治安が悪いヨコハマにかい?ここ以外にも都会はあるよ?」



うっ..そうきたか。



「私の友達がヨコハマに行っていて、羨ましかったんですよね〜」


そう笑顔で答える。



正直あんまり嘘は付きたくない。



罪悪感があるし、嘘が付きすぎるとボロがでる。


それに、太宰さん鋭そうだし...


太宰「そうかい。ヨコハマは治安は悪いけど、いいところもあるからぜひ楽しんでくれ給え!」


良かった〜、なんとか引いてくれた。


「はい、満喫します!」


国木田「おい太宰、俺たちは恵まれぬ子供に慈悲を垂れる篤志家じゃない。仕事に戻るぞ」


会話が終わったのを見計らって、国木田さんがそう言った。


敦「お二人は…なんの仕事を?」


「私も気になります!」


太宰「なァに…探偵さ」



おおっ! なんかかっこいい!


国木田「探偵と云ってもペット探しや不貞調査ではないぞ。斬った張ったの荒事が領分だ。
異能力集団『武装探偵社』と云えば聞いたことがあるのではないか?」


聞いたことないし、そもそも異能力ってなんだ?

国木田さんてリアクションいいよね→←まさか..........異世界?


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アイスクリスタル(プロフ) - ありがとうございます!!そう言っていただけてとても嬉しいです。がんばりますね! (10月10日 18時) (レス) id: f3df70ac44 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - とっても面白いです❗️続き待ってます。 (10月10日 8時) (レス) id: 9d0e8aec3e (このIDを非表示/違反報告)
アイスクリスタル(プロフ) - アイスクリスタルです。お願いします! (2023年5月6日 23時) (レス) id: f3df70ac44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイスクリスタル x他1人 | 作成日時:2023年4月20日 21時

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