歴代最強リコリスは文ストの世界に行きます (ページ41)

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ポートマフィア...！ページ41

「アハハ、それは脅かされましたねぇ」

「笑い事じゃないですよ..」

今は、目的地に向かって街を歩いているところである。

平和だなあ〜、そう思って眺めていると

異能力の話題になった。

「あんまり期待しないでくださいよ、戦闘向きじゃないですから」

「兄様の能力素敵ですよ。ナオミ、あれだーいすき」

そして、首元にフーっと息を吹きかける。

隣の敦くんを見ると、顔を真っ赤にしていた。

「ピュアだねぇ、敦くん」

「えっ！？いや、だってあれは、その...」

前のイチャイチャはスルーしてにこにこと敦くんを眺めてあるく。

「着きました」

あ、もう着いたんだ＿＿＿そう思って見ると、真っ暗な路地だった。

「えっ」と驚きの声があがる。

私もびっくりだ。

ぞろぞろと路地に入っていく。

「それにしても、暗いなぁ」

ぽつりと声を漏らす

「気味が悪いところだね...」

「いかにも裏社会ってかんじ」

ひそひそ話していると谷崎さんが疑問を口にした

「うーん、おかしいなぁ。本当にここなんですか？」

「えーと...「樋口です」

「樋口さん。密輸業者というのは臆病な連中です。」

「だから、逃げ場が必ずあるところで取引をします。」と続けた。

「その通りです。

失礼とは存じますが、ハメさせていただきました。」

「わぁ、まじか」

サングラスをかけた姿はまるで裏社会の装いに見える。

樋口さんは、携帯電話を取り出した。

「芥川先輩...」

「「芥川っ...！？」」

ひゅっと息を呑む。脳裏に国木田さんの言葉が駆け巡った。

「予定通り捕らえました」

「最悪だ...」

ジャキッ。

銃を構える音がする。

それと同時に理解した。

「こいつ...ポートマフィア..！」