歴代最強リコリスは文ストの世界に行きます

国木田くんはネーミングセンスもいい。 ページ23

Aside


敦｢同僚の方に救援を求めなかったのですか？｣



うーん、太宰さんの場合は助けを求めてもそもそも相手にされなさそうだよね...



太｢求めたよ？でも私が死にそうなのだと助けを請うた時なんと答えたと思う？｣



敦｢死ねばいいじゃん｣



太宰「御名答」



だろうね...



思わず苦笑いをする。



話題を変えねば！！



「ところで、今ってどこに向かってるんですか？」



さっきから気になってたんだよね。



太宰｢うん。君達に仕事を斡旋しようと思ってね｣



てことは、武装探偵社？



って言おうと思ったけど、太宰さんに目で言うなと指示される。



わかりました！と、うなずいた。



敦「本当ですか！？」



目が輝いてるな、敦くん。



就職先が武装探偵社って聞いたらびっくりするだろうけど。



太宰「伝手があるから、一先ず探偵社に行こう任せ給えよ。我が名は太宰。社の信頼と民草の崇敬を一身に欲す男なのだから｣



ええ〜、そうは見えないけど。



ていうか、口が上手いな！！



さすが太宰さん！



国｢ここに居ったかァ！｣



国木田さんの声が聞こえてきた。



国｢この包帯無駄遣い装置！｣



「ネーミングセンス良っ！」



あまりにも太宰さんにぴったりすぎて、つい小声で呟いた。

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