歴代最強リコリスは文ストの世界に行きます (ページ22)

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太宰さんがドラム缶にinした事件ページ22

Aside

急に機械音が鳴り響いた。

敦くんがあわあわしながら携帯を操作する。

誰からだろ？

敦「は、はい？」

太宰「やあ敦くん、Aちゃん。新しい下宿先はどうだい？善く眠れた？」

「眠れました！！紹介してくれてありがとうございます！」

敦「お陰様で...こんな大層な寮を紹介いただいて」

大層、なのか？

貸してもらってる身だからそんな事は言えないけど...贔屓目に見てもボロいと思う。

敦くんは喜んでるらしいし、なにも言わないでおこう。

太宰｢それはよかった。ところで頼みがあるのだが｣

敦「？」

「なんですか？」

太宰「助けて死にそう」

へ？

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場所は変わってドラム缶前。

目の前にあるのは、ドラム缶にinしてる太宰さんの姿。

敦「.....何してるんですか？」

これって、確か....拷問法だったよね？？

で、太宰さんはジサツマニア。

「つまり！導かれる結論は一つ！太宰さんはしぬ為に拷問法をジサツ法と勘違いして行っているということ！」

太宰「え、これ、拷問法なの？」

「yes!太宰さんドンマイ！」

太宰さんがめっちゃ落ち込んだ。

敦「で、でもそのまま行けば死ねるんでしょう？」

太宰「苦しいのは嫌だ。当然だろう」

落ち込んだ顔から一転して、決意を固めた顔(？)になった。

敦「なるほど？」

あ、ジサツを止めないのかって？

止めないよ。だって、助けを求められてないから。

世の中の困ってる人を助けたい？と言われれば、勿論その答えはyesだ。

でも、可能かどうかと言われたら、Noだ。

だから、依頼を受けないと助けない。そう決めてるんだ。

そんな事を考えながら、敦くんと太宰さんを救出した。