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国木田さんてリアクションいいよね ページ11

Aside



太宰さんが話しだした。



太宰「あの鴨居頑丈そうだね……たとえるなら人間一人の体重に耐えられそうなくらい」



国「立ち寄った茶屋で首吊りの算段をするな!」


そうだそうだ!



太「違うよ首吊り健康法だよ知らない?」



あるわけ無いでしょ!



「何?あれ健康にいいのか?」



信じたの!?



「あるわけないじゃないですか!嘘ですよ!」



国「おい太宰!いい加減にしろ!」



敦「そ...それで今日のお二人の仕事は?」



敦くんがおずおずと尋ねる。



国「虎探しだ」



敦「……虎探し?」



「虎!?虎がいるんですか!?」



すごい!映画みたい!



太「近ごろ街を荒らしている人食い虎だよ。倉庫を荒らしたり畑の作物を食ったり好き放題さ、
最近はこの近くで目撃されたらしいのだけど…」



ガタッと隣で椅子の音がした。



敦くんを見ると、とても怯えた表情をしている。



ははーん、これはなにか知ってるな?



敦「ぼ ぼぼ僕はこれで失礼します!」



国「待て」



国木田さんが敦くんを掴んだ。



敦くんは逃げようとするけど、しっかり掴まれてるようで逃げられない。


諦めたのか話しだした。



敦「む 無理だ!奴───奴に人が適うわけない!」



「敦くん落ち着いて!話聞くから!ね?」



と、私が言ったのと、



国「貴様人食い虎を知っているのか?」



と、国木田さんが言ったのは同時だった。



敦「彼奴は僕を狙ってる!殺されかけたんだ!この辺に出たんなら早く逃げないと───」



国木田さんが敦くんから手を離す。



危ない!


国木田さんが何をするかわかり、とっさに国木田さんと敦くんの間に割り込んだ。



「もう、駄目ですよ国木田さんったら〜」



国木田side


は?今、何が起きた?


少年が虎についてなにか知っていそうだったから、ねじ伏せようとしたら


この少女に片手で止められた。


普通の学生服を着たこの少女にだ。


しかも、あの速さは普通じゃない。


とても速かった。


目を見開く俺に向かって笑顔で


「危ないじゃないですか〜」


何て言う


この少女は何者だ?


そう思ったが、今は仕事を優先して、敦からは話を聞くことにした。

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アイスクリスタル(プロフ) - ありがとうございます!!そう言っていただけてとても嬉しいです。がんばりますね! (10月10日 18時) (レス) id: f3df70ac44 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - とっても面白いです❗️続き待ってます。 (10月10日 8時) (レス) id: 9d0e8aec3e (このIDを非表示/違反報告)
アイスクリスタル(プロフ) - アイスクリスタルです。お願いします! (2023年5月6日 23時) (レス) id: f3df70ac44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイスクリスタル x他1人 | 作成日時:2023年4月20日 21時

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