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目を見開く私を横目に死神は話しだした。



「俺の仕事は、寿命が尽きた犬をあの世に連れて行くことだ。
つまり、死ぬ犬が増えれば増えるほど俺達の仕事だって増える。」


「ブラック過ぎて、退職するやつだって増えてる。
おかげで今は年中死神不足だ。」


「だから、そもそも犬を飼うのをやめさせればいいってわけですか?」


「そうだ。」



死神の理屈も分からなくはない。


だって、人間が悪いのは否定できないし。


けど、犬を飼ってる人みんながそうってわけじゃない!


それに...長年の夢を諦めてたまるか!


「だとしても、私は犬を飼いたいんです!」


私の言葉を聞いた死神が、眉を寄せる。


「頑固だな!?いい加減諦めろって!」


「嫌です!ちゃんと世話だってします!絶対です!」


絶対に諦めないぞ!!という意思が伝わるように、じぃぃぃぃぃっと見つめていると。


「はぁ...これ以上言っても時間の無駄だな。
もういい。
あ、認めたわけじゃないからな」


やった、勝った!良かったぁ


何とか引いてくれたことに安堵していると死神さんの声が聞こえて顔を上げる。


視線の先で、死神はニヤリと笑ってこう言った。


「お前、俺の任務についてこい。」


「はい?」

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アイスクリスタル(プロフ) - 読んでいただきありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです!更新頑張ります! (7月27日 0時) (レス) id: f3df70ac44 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - イベントに参加いただきありがとうございます。作品読ませていただきました。死神と主人公の掛け合いが面白く、サクサク読み進められました。これからも頑張ってください🥰 (7月26日 18時) (レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
アイスクリスタル(プロフ) - のあさん» いえいえ、お気になさらず!コメントありがとうございます! (6月16日 23時) (レス) @page1 id: f3df70ac44 (このIDを非表示/違反報告)
アイスクリスタル(プロフ) - のあさん» ありがとうございます!!そう言っていただけてとても嬉しいです!がんばりますね! (6月16日 23時) (レス) id: f3df70ac44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイスクリスタル | 作成日時:2023年6月16日 23時

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