・ ページ5
・
｢え、ちょっ、、｣
｢っ、、うぅっ、、ごめんなさっ、、｣
困らせてるのはわかっても1度出た涙は止まんなくて、、
｢っ、、これ大丈夫、？
セクハラになんない、？｣
なんて言いながら軽く抱きしめてくれた
｢っ、、ぁ、べさ、ん、、｣
｢嫌だったら言って｣
｢ぃ、や、じゃ、、な、いです、｣
気付けば阿部さんのその言葉に首を振りながらそう返していた
嫌いだったのに、、嫌いなはずなのに、、
そのぬくもりが心地よくて、、
自然と阿部さんに身を任せてた
｢大丈夫？
落ち着いた？｣
俺がようやく泣き止むとそう言いながら俺の顔を覗き込む
阿部さんと目が合った
｢は、ぃ、、ご、めんなさ、ぃ、、｣
｢ん、、｣
しばらく沈黙が流れ込む
そんな時時計が視界に入りふと頭によぎったこと、、
｢あぁっ、！！終電！！もうすぐじゃ、、｣
｢えっ！ ほんとじゃん、！!
はぁ、、走るしかない、か、、
よし、佐久間行くよ｣
｢えっ、｣
｢ほらっ、荷物もって！！｣
そう急かされて、急いで帰り支度を済ます
｢できた？ほら、行くよ｣
腕を引っ張られものすごいスピードで走り出す阿部さん
いや、俺運動出来ないんだ、って、、！
｢はやいっ、、阿部さんっ早い！！ はぁっはあっ、
早いってばっ！！｣
俺の必死の叫びは阿部さんに聞こえる訳もなく、、
もう引っ張られるがまま
「はぁっ、、はぁっ、、」
すっごい走って何とかギリギリ間に合った
「はぁっ、、しんど、、笑
それにしても佐久間叫びすぎ笑」
なんて息切れが凄すぎてまともにしゃべることさえ出来ない俺を横目にケラケラ笑ってる阿部さん
「あべ、さん、、早すぎ、です、、てか聞こえてたんですか、！」
「ふはっ笑 そりゃあ、あんな叫ばれたらねぇ？」
「手加減、しなさすぎ、です、」
「あのままだったら確実に帰れなくなってたし、、
そもそも佐久間のこと追いてくことも出来たんだからね？」
なんて言いながら俺を見下ろすあべさん、、
この人絶対Sだ、、
言い返せなくて少し睨んで抵抗してみる
｢ふはっ笑 うそうそ、笑｣
｢もぅ、あべさん、っ、!｣
｢ふふっ ごめんって、笑
あ、電車来たよ｣
初めてまともに喋ったけどこの人には多分何をしても勝てないってことを悟った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 282人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じょうち - あのんさん» 大丈夫だよ~！私も大好物すぎる！応援してるよ~！ あ、あとね 前まで使ってた垢に入れなくなった…wやばいwww あと受験お疲れ！来年からJK楽しんで！！ (2月26日 23時) (
レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - 苺みるくラテさん» ありがとうございます！✨嬉しいです！またぼちぼち書いていくのでぜひ読んで頂けたら、、！ (2月18日 1時) (レス) id: 8ee5ba9ee6 (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - さくらさん» わざわざ聞いてくださっていたのに返信遅くなってごめんなさい💦今のところパスワードつける予定ないので、！また読んで頂けたら嬉しいです✨ (2月18日 1時) (レス) id: 8ee5ba9ee6 (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - じょうちさん» 返信遅くなったけどありがとう✨Sっ気あべちゃんいいよねっ、大好物です(笑) えー！嬉しい😭 ありがとー！楽しんでもらえるような作品作れるように頑張るねん (2月18日 1時) (レス) id: 8ee5ba9ee6 (このIDを非表示/違反報告)
苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あのん | 作成日時：2023年10月20日 22時
