- 子犬とストーカーさん / うらたぬき-

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部屋に戻ると急いで携帯を確認する

未だなり続けているそれは 開いてもなお表示され続ける


"浦田さんから新着メッセージがあります。"


｢!?｣


思わず投げてしまう。だって、携帯はロックかけてたしアプリにだって...

先程はあれだけ驚き喜んだそれも、よく考えたら恐怖の対象なのだ

彼は何処まで知っているのだろう。どうやって知ったのだろうか

鳴り止まない音を止めるべく ひとまずトークを開く

するとピタリとやんだ音と画面。


'ねえ''はやく見てよ''何してるの ?''ねえ'


そんなメッセージが200件以上きていた。

この短時間でどんな量を送ってくるのだと 少し画面を睨みつける

"どうしたんですか"なんてシンプルな文を送るとすぐに返ってくる返信

'会いたくて'そんな言葉が返ってくる。彼女か !!と言いたくなる

"また明日、行きますから"と打ち込んでいれば

'だから、来たよ'なんてメッセージが送られてくる

慌てて窓の外を見るとこちらに手を振る彼が目に入る

一瞬背筋がぞくりとしたけど、気にせずパーカーを掴んで外に飛び出した

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更新サボりマンなのに新作ばかり浮かびます
どれか完結したらまたあげるのでお楽しみに..*

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