aisn 恋人関係 ページ10
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※学パロ
「んー……」
テストが帰ってきた。
国語とか,数学じゃなくて,体力テスト。
「微妙,というか……」
「A……低くね? 」
「あ,愛ゴリ……ってちょっと! !何勝手に見てんの!?」
バっと隠す。
体重とか胸囲とか書いてあるのに……! !
しかし,それを悟られたのか
「Aって割りと重いのな! !」
なんて失礼なやつなのだろうか……
相手はからかうような顔つきでわらっている。
……からかわれてるけど。
「い,いいもん。見た目の方が大事……だし」
「そうだよな,まあAスタイルいいしいな! !」
不意打ちすぎてびっくりする。
やっぱり彼女がいるとこんなこと言えるのか……
「あ,ありが……」
「胸もあるし」
「殴るよ!?」
ホント何言われるのか分かんない。
「はぁ……もう」
「え,怒ってる? ごめん,俺悪いこと言った? 」
「言ったよ! !」
はぁ……ホントに,もうなんなの?
いつもいつも……
私も舞い上がったり下がったり……
私もなんなの……?
「ごめん,えと……あ! !この前駅前にすごい美味しいカフェがあったんだけど,それ奢るからッ」
と,なぜか動揺している彼。
「……そこ,ケーキあるの? 」
「ッあ,ある! !」
彼は顔を明るくさせる。
「……なら許してあげる」
嬉しそうに笑う愛ゴリ。
それはまるで,尻尾をふりお菓子をねだる犬のようだ。
いや,実際はゴリラだ。
「でもさ,いいの? 彼女いるんじゃなかったっけ? 」
「……え? いない……けど? 」
い,いないんだ……
ホっとする。
……ホっと?
「でもいいのか? Aこそ,いるんだろ? クラスのやつも言ってたし。」
「え!?いないいない! !いないよ! !」
「ピンとくる人なんていないし……」
「そうだよな……」
「……」
「……」
沈黙が重く感じる。
その沈黙を破ったのは愛ゴリの方だった。
「じゃあさ,俺らさ……付き合ってみる? 」
「うぇ!？」
驚きのあまり変な声を出してしまった。
「なんて,冗談だけどなー」
微笑しながら言う愛ゴリ。
「いいんじゃない? 」
受けて立とうじゃない。
「え……?」
「後悔しても,私は知らないからね」
やられっぱなしは癪にさわる。
覚悟してよね。愛ゴリ。
イタズラに微笑む彼女は,割りと乙女なのかもしれない。
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苺飴。 - 音さん» 貴重なご感想ありがとうございます！更新が不定期で申し訳ないです……。できるだけ間を開けないように更新するように努めます！ありがとうございました。 (2018年2月24日 22時) (
レス) id: 61f445cd36 (このIDを非表示/違反報告)
音(プロフ) - こんばんは、いつも拝見させていただいています。苺飴。さんの2さんと7さんめちゃくちゃ好きです。これからも応援してます...！ (2018年2月24日 21時) (レス) id: ae71442de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺飴。 | 作成日時：2017年11月22日 23時
