ndm ヒーロー(1) ページ16
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学パロ
「「おはよ」」
顔をあわせてこうやって挨拶するのも何回目だろう……
「ねーにどみ,雑誌の最新刊買った?」
「あれ,発売日昨日だっけか?」
「忘れたの?」
少し忘れっぽい彼は私の幼馴染み,にどみ。私もにどみも少年漫画や,ヒーローが大好きなのが特徴。
「そういえば一時間目科学じゃん……だるいわぁ」
「そんなこというなって,俺なんて数学やけ」
「数学楽しいじゃん! !」
「理科眠いじゃん! !」
結構……いや,かなり一緒にいるはずなのに意見が食い違うのも私たちの特徴だと思う。
「それじゃ」
「おう」
〜
あ,友人(ユウト)くんだ。
「友人くん! !」
「Aちゃん,昨日ぶりだね」
「あ,そうだ。駅前にできたクレープ屋一緒に行こうよ」
「行くに決まってんじゃん! !」
私と友人くんは付き合ってる。
友人くんは一個上の先輩。
私のことが好きって告白してくれたの。
関係は誰にも言ってないんだけどね……
「どんなクレープあるの?」
「Aちゃんが好きそうなのしか覚えてないんだけど,ミックスフルーツとか,フルーティーピーチとか?」
「私桃好き! !それにしよっかなー」
「早いなぁ」
綺麗に笑い声を溢す彼はとてもかっこよくて……やっぱり目立ってしまう。
あの人かっこいーね
そんな声が聞こえるのもいつものこと。
私の自慢の彼氏。
本当に私でいいのかなって思うけど,Aちゃんが好きなんだって言ってくれて……すごく嬉しかった。
これからも隣にいるのは私なんだって,ずっと思ってた。
今日までは________
〜
「あなたが噂のAさんだって?」
噂?
「はい。Aです。どうかしまし……」
「どうかしてんのはお前だろッ」
「え……」
「付き合ってるんでしょ。友人と」
付き合ってるけど……どうして
「だんまりなの?まあいいよ。ほら,これ」
スマホを見せられる。
「Aさんでしょ?」
黙ってうつむいてしまう
それはクレープ屋に行ったときの写真だった。
「人の彼氏,とらないでよ……」
え……?
「どういう…」
「友人,かっこいいよね。でも私,付き合ってるの。これでも」
さっきとうってかわって悲しそうな表情をみせる彼女。
「私も……」
「知ってるよ……だってそれ,私も持ってるしさ……」
指を差しているのはペンケースについてけているキーホルダー。
「ねえ……早く別れてよ。友人と」
「そッそれは……」
「ごめんなさい」
逃げるように走った私はきっと……
最低だ。
続きます
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苺飴。 - 音さん» 貴重なご感想ありがとうございます!更新が不定期で申し訳ないです……。できるだけ間を開けないように更新するように努めます!ありがとうございました。 (2018年2月24日 22時) (レス) id: 61f445cd36 (このIDを非表示/違反報告)
音(プロフ) - こんばんは、いつも拝見させていただいています。苺飴。さんの2さんと7さんめちゃくちゃ好きです。これからも応援してます...! (2018年2月24日 21時) (レス) id: ae71442de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺飴。 | 作成日時:2017年11月22日 23時