sntn 近くて遠い(1) ページ14
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学パロ
「先端,この問い解けるか」
「はい」
先生に呼ばれて黒板へと向かう彼は先端。
先端というのはあだ名。
先端恐怖症だからそのあだ名がついたのだとか。
「うん,正解だな。先端は本当に優秀だなぁ」
言われ慣れてるのか,涼しい顔で先生に軽く礼をして席にもどる彼。
そんな彼に憧れる人も少ない訳がなく,恋心を抱いている者も多い。
それはAも同じだ。
その中でも仲が良いのは彼女だけだとか。
(先端さすが……)
凛とした横顔を見るA
(かっこいいなぁ……)
運よく,席替えのくじで先端の隣を当てた彼女。
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
終了の鐘が鳴る。
「起立,礼………着席」
「解散」
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「あ,あの……Aさん」
突然のことで頭が真っ白になる彼女。
「え,ななな何!?」
「あ,ごめん…………その……」
焦らす彼は少し迷っている様子。
「えっと……ごめん,やっぱりなしで」
「う,うん! !何かあったらいつでも言ってね」
それじゃあと言い,去る彼。
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「席替えするぞー」
そう言われたのは2週間たった3時間目の総合学習のとき。
(え,ええええ〜〜……)
まだ先端と話したかったよ!?
「あれま……離れちゃうかもね……」
「そ,そうだね……」
(やだ……やだよ…………)
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結果は……
離れてしまった。
小説もあまり甘くないのだ(メタイ)
先端の隣は校内の人気者……早河(ﾊﾔｶﾜ)さんだった。
仲良く挨拶を交わしているのが目に入る。
彼女もAと同じく先端に恋心を抱いており……かなりのラスボス,と言ったところであろう。
そんなラスボスを目の辺りにして弱気になっているのも事実だ。
(二人とも……お似合いだなあ……)
そうだ。早河は容姿端麗である。それだけでなく,成績も先端並みの実力者だ。
(せっかく仲良くなれたのに……)
目に涙が溜まる。
残念ながら,Aは特別綺麗というわけでもないし,成績も中の下ぐらいだ。
(こんなの,ムリだよ……くじ運ない私のばかッ)
〜〜〜〜〜
-放課後-
(はぁ……)
誰もいない教室で窓を眺めるA。
「遠いなぁ……」
席につき,あるもうひとつの席を見つめる。
それは彼女自身の席だ。
ｶﾞﾗｯ
「! !」
「あれ……Aさん,どうして僕の席に……」
続きます
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ラッキーアイテム
歌唱力
今日の実況者
とりっぴぃ
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苺飴。 - 音さん» 貴重なご感想ありがとうございます！更新が不定期で申し訳ないです……。できるだけ間を開けないように更新するように努めます！ありがとうございました。 (2018年2月24日 22時) (
レス) id: 61f445cd36 (このIDを非表示/違反報告)
音(プロフ) - こんばんは、いつも拝見させていただいています。苺飴。さんの2さんと7さんめちゃくちゃ好きです。これからも応援してます...！ (2018年2月24日 21時) (レス) id: ae71442de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺飴。 | 作成日時：2017年11月22日 23時
