trnn 授業 ページ12
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付き合ってる設定
「この問題は,この公式にx,yを当てはめて……」
んー……眠たい。数学ホント嫌い。
「Aさん,問3を解いてください」
「は,はい」
どうしよう,聞いてないよ
先生絶対分かってるよね,分かってたよね!?
軽く睨みながら黒板へ向かう。
えーっと……うん,分かんない♡
ってそうじゃなくて……
「xとy……」
小声で伝えられる。
「え?」
「だから,xとyを分配法則で計算して,それから……」
「鶏なん,私語はつつしみなさい」
「……すいません」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「えっと,鶏なん君」
「……あ,何?」
「数学のとき,教えてもらったから……」
「あー,別にいいよ。しず兄に邪魔されたし」
「しずにい?」
「数学の先生,俺のいとこの長男」
「そ,そうなんだ」
「そう」
「うん」
「と,とにかくありがとうね。鶏なん君のおかげ解けたし」
「おう」
「先生と身内だったんだね,珍しいね」
「そのうちAともなるんじゃね?」
「それってどういう……」
「さー,なんでしょう」
「え,気になるよ!!」
そういえばと口を開く鶏なん君。
「帰り道にAの好きそうなカフェが一昨日できたんだけど,行かない?」
「! !行きたい」
「じゃ,今日一緒に帰ろ」
柔らかく微笑む鶏なん君。
それはもう,
「うん! !」
としか答える術しかなくて。
ホントに好きなんだなーって思ったから
「大好き」
って聞こえない程度の声で囁いてみた。
顔を真っ赤にして背中を向けた彼を見て,私も顔が真っ赤になってしまったのは誰にも教えてあげない。
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とりっぴぃ
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苺飴。 - 音さん» 貴重なご感想ありがとうございます!更新が不定期で申し訳ないです……。できるだけ間を開けないように更新するように努めます!ありがとうございました。 (2018年2月24日 22時) (レス) id: 61f445cd36 (このIDを非表示/違反報告)
音(プロフ) - こんばんは、いつも拝見させていただいています。苺飴。さんの2さんと7さんめちゃくちゃ好きです。これからも応援してます...! (2018年2月24日 21時) (レス) id: ae71442de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺飴。 | 作成日時:2017年11月22日 23時