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「えっと……?」
一瞬耳を疑う。
『＿＿私たちの家族になることだ』
第一印象が落ち着いた人だったので余計に困惑する。
「ではもう一度言う。我々と家族になれ」
か、家族というのは親族であって、他人が言ってどうこうなる話なのだろうか……??
家族……籍を入れるということだろうか、だとすれば私は養子になるということか?
籍を入れる前に両方の意見とかその他諸々があって……
……意見なんて、必要あるのだろうか……?
無言で渡されるのでは……?
必要とされていない私は寧ろ……
「つまり、家族っぽく接しろってことやろ?」
ゾムさんの発言で我にかえる。
目がじんわりと熱くなっていくのに気が付いた。
ダメ、ダメだ……。
ぐっと"何か"を堪える。
「もう少しなぁ……まあいい。そういうことだ」
何か言いたそうだったが、あってはいるようだ。
「えっと……それはどうすれば良いですか?」
「そうだなぁ……まずは敬語をはずしてみろ。呼び方は好きにするがいい、さん付け以外ならな」
ハードル高ッ! !
「エーミール、お前もそうやってAに接していくんだゾ?」
「私もですかっ!?」
普段凜としている先生が、今は驚いている。(小並み)
「えっとぉ、わ、私が手本を示さなければならないんですよね?」
教師ですし……ともう一言呟く
「教師じゃないゾ、家族だゾ」
エーミールの独り言にも素早く訂正を入れるグルッペン。
そんな彼にお手上げなのか、苦笑いを溢している。
「そうですね……A、みんなに挨拶をしなさい」
先生の言葉に頷いて、近くにいたコネシマのところへ行く。
「えっと……コ、コネシマ……?お世話になります」
「おぉ?お世話してやるぜ! !」
なぜか嬉しそうに微笑んでいる。子供のような無邪気な笑顔。
今度は鬱のところへ
「お、今度は俺かい?」
「はい……うん。鬱…よろしく?ね??」
戸惑う私がおかしいのか、笑っている。
失礼だなあ!?
「Aちゃんに呼び捨てされるのは嬉しいけどね……まあいいや」
う、うん?
まあいいや、次いこ次。
「ゾム……よろしくね?」
なんだろ、ゾムは呼び捨てがしやすい気がする。
「おう、よろしくな。えっと……Aでええんよな」
「うん、お世話になります」
「いや、こちらこそ……?」
「え、俺はどうすればいいんすかね?敬語癖なんすけど……」
「まあ、Aだけに敬語はずせば??」
グルッペンだんだん適当になってきてない?大丈夫??
「ショッピ、よろしくね」
「おう! !」
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小鳥遊 時雨。 - テネブラエさん» ご指摘ありがとうございます!!修正致しました。これからはできるだけ少なくなるように気を付けます!!! (2018年4月1日 18時) (
レス) id: 0d4223436a (このIDを非表示/違反報告)
テネブラエ(プロフ) - すいません8話のバリトンがハリトンになってますよ~ (2018年3月27日 19時) (レス) id: 706598854f (このIDを非表示/違反報告)
苺飴。 - ルミナ（ルナ）さん» ご指摘ありがとうございます ! 記憶ガバガバですみません(笑) 修正加えますね。 これからも頑張ります! ! (2018年2月25日 12時) (レス) id: 0d4223436a (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ（ルナ）(プロフ) - すいません、面白いんですけど一つだけ。４ページのところは、『そうか、そうか、つまりきみはそんなやつなんだな。』です！更新頑張ってください！ (2018年2月25日 7時) (レス) id: bc62a29e53 (このIDを非表示/違反報告)
苺飴。 - 違反報告までお手間をかけさせてしまい、すみません。以後気を付けます。 (2018年2月24日 12時) (レス) id: 61f445cd36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月。f31 | 作成日時：2018年2月20日 20時
