犬岡君

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涼介side


「ええぇぇぇぇええぇ!!!や、やまだぁぁぁあああ!!!」



涼「……ぅっせ…な………じじぃ……」←



朝から馬鹿でかい声に起こされて不機嫌な山田です

じゃなくて……理由を知りたい




慧「誰!?名前は!?」

大「いやいやいや!!そちらこそ誰ですか!!てかなんで俺こんなとこいるの!?」

慧「てか子犬ちゃんは!? お前どこにやった!!」

大「知りませんって!!」





伊野ちゃん、誰と話してるの…?

そーっとリビングを覗くとそこには

小さい男の人がいた。それも目がクリクリで癖っ毛な髪の毛




大「わぁぁぁ!!また出てきた!!誰!?」

慧「あ、こいつ山田♪」←


涼「伊野ちゃん…子犬は…?」

慧「いなくなった」



涼「君……」

大「俺…!?」

涼「こ、子犬だ…!!」

大「コイヌ……」



似てる…似過ぎてて怖いくらい

まんまじゃん…



慧「山田何言ってんだよ」

涼「いやだって……比べてみてよ…。体くらいしか変わってないじゃん」

慧「………」

大「………そ、そんな見ないでくださいよ!!////」

慧「うおおぉぉぉ!!子犬だ!!」



一気に懐き始めた伊野ちゃん

いや、普通逆でしょ




涼「ね、名前は?」

大「有岡大貴…」

涼「俺山田涼介。こっちが伊野尾慧」

慧「よろしく♪ ところでさ何歳?」



いろいろ聞いたところによると

歳は16歳で俺と同じの高1

気付いたらここにいたらしくて、俺は子犬の分身と考えてる←

親は小さい頃に亡くなったらしくて、ずっと1人だったみたい




涼「学校は?」

大「行ったことない…」

慧「………ならさ、……行かせてあげる」





大「え…?」






慧「山田と同じ年だし、学校もクラスも一緒にしてあげる」

大「あげるって……」

涼「大丈夫、この人金持ちだし」






大「良いんですか…?」

慧「もちろん♪」

涼「まーまー、敬語はやめよーぜ」

大「なら山田って呼ぶ!! で、伊野ちゃん!!」



ギュッと抱きついてきた…可愛い

さらに



大「俺のことは、なんて呼んでくれるの…?」



抱きついてからのうるうる上目遣い…女子かよ

考えてたのはある…



涼「大ちゃんってどう?呼びやすいし」

大「大ちゃん…!!やった、大ちゃん大ちゃん♪」


慧「山田…大ちゃん可愛いんだけど(ぼそっ」

涼「同感(ぼそっ」



子犬みたいに走り回って、本当不思議な男の子だな




大「俺伊野ちゃんと山田と寝る!!」



…え

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