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「はぁ〜」
朝っぱらからため息ついとん…１学期終わる言うとんのに全然馴染めんし、もう嫌や
「はぁ…行きたくない」
不意に心の声が出てしまった
部屋の時計を確認する、短い針が6長い針が２と３の間を指している
何時もは7時ぐらいに起きるのにと思いながら学校の準備をする、行きたくないけど皆と馴染むため
「まだ時間あるなぁ、久しぶりに公園よってこ」
下におりて親の寝室へ行く、お父は会社へ行っててお母は…寝てる
寝てるとこ悪いけど起こして
「行ってきます」
そうとだけ言って家を出た
家から数分歩いたところにある公園に入りランドセルをからったままブランコに乗る
ｷｷﾞｨ と錆びた鉄の音が静かな朝に響く
「はぁ、こんな時間が続けば良いのに」
なんて叶わないことを言っていた
時間が過ぎていき、ランドセルを背負った子や散歩をする人が増えて来た
そろそろ行かんといけんな、学校に行ったってなんも変わりゃしないのに
ブランコから降り、学校へ向かう
当然1人他の子は楽しく友達と話している、ちょっとだけ羨ましい
1人の方が合わせなくてええから楽やけど
学校の階段を上り自分の教室へ入る 挨拶はせず机に向かい
準備を済ませランドセルをロッカーへなおす
今日はほとんど教室に居るしそとにいこかなぁ
何時もは机に戻って寝ているが教室に人が多い時は外のある場所へ行くことにしている
靴に履き替え体育館裏へ、うす暗い所に行く
ちょっとした段に腰をおろす
「今日はちょっと早いからなぁ、おじいちゃん居るかな？」
学校は少し高い場所にあるため上から1軒の家を見下ろす
今は、春に咲く花が沢山咲いている、ある家の庭はいつも沢山の花がある
この場所に来るようになったのは、3年生からだ
ここから風景を見ていると庭に沢山の花が咲いていることに気づいたのだ
おじいちゃんは花を大切に育てている家の主さん
もっと近くで花を見たくて学校の帰りに寄り花の事を教えてもらい話すようになったのだ
「今日はまだ出ないか…」
キーン コーン カーン コーン
「チャイムなったし戻ろ」
教室に戻りいつもの様に1時間目、2時間目と授業を受ける 給食を食べ終わり昼休みいつもの様に寝ようとしていると
「ねぇ」
この声は楼亜さん？私じゃないだろうし無視、無視！
楼亜「聞こえないの？Aさん」
「へ？わ、私？」
楼亜「そう」
ビックリしてもうたやんか、Aさん言うて…
「なんですか？」
楼亜「放課後、橋の下来てくれない？」
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作者名：*海底*〜sora@STヲタ | 作成日時：2019年4月5日 18時
