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じゃあ ページ25

貴方side




キッチンに向かう途中、淳太くんに遭遇した。




淳「なんか、物凄いスピードで重が目の前通ってんけど…。」




あ「あー…まぁ私の配慮が足りなかったせいかな?」




淳「へぇー。Aにもそんな事あるんやな、意外や。」


そう言って私の顔を見ると、淳太くんは不思議そうな顔をした。







淳「なんかおでこ赤いけど、ぶつけたん?」




あ「!本当!?」


強く頭突きし過ぎたかな?流星もあんな綺麗な顔なのに跡残ってたらどうしよう…。









チュッ


あ「…え?」


ふわっと淳太くんの香りが目の前に広がったと思えば、おでこに当たる柔らかい感触。


目の前で微笑む淳太くん。





淳「早う治るおまじない。痛いの痛いの飛んでけーとかより効果あるんとちゃう?」


そう言ってぽんぽんっと頭を撫でる。






あ「えっと…淳太くん?」


何が起きたか、よく分からなかった。


だって今は症状の現れない朝で、そんな時は大人でかっこいい淳太くんの筈。







淳「なんや、Aの照れてる所見たかったんになぁ。」




あ「ど、どうして…。」



どうしてこんな事をしたの?

どうしてそんな反応が見たいの?


夜の間は飼い主って事で私に甘えたりするのは分かる。

でも淳太くんにとって昼間の私って…あれ?…私って淳太くんにとってどんな存在?





私の考えてる事が伝わったのか、淳太くんは私に少し呆れ顔。



淳「確かに夜の間とか病気のせいで行動変わってまうし、あんま伝わらへんかもしれんけど、俺は…。」




話の途中で、口が止まる淳太くん。


そして、少し寂しげに私を見つめて微笑んだ。







淳「この続きはまた今度やな。今の俺の状況じゃあ、Aに話しても意味がないから。」




あ「どういう事?」




淳「俺は、今A無しじゃ生きられへん。これは、病気のせいや。」




あ「うん。」







淳「じゃあ治ったら、どうなると思う?」




あ「…え?」

本能→←ピュア



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紅実(プロフ) - はじめまして。あかねです。今日初めて、このお話を拝見しました!!お話書くのが上手すぎて、一気に読み進めちゃいました!!続きも読ませていただきます! (2017年8月19日 11時) (レス) id: e7ccfa4648 (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - まるぴんさん» コメントありがとうございます!そうですね笑 私もあの作品大好きです。頑張らせて頂きます! (2017年5月21日 9時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
まるぴん - ともえもんさん» おすわりーで、犬○叉かと思いました(笑)この話大好きです!更新頑張ってください! (2017年5月17日 16時) (レス) id: 34287fdb03 (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - あしゅさん» ありがとうございます!誠心誠意書きます!( ̄^ ̄)ゞ (2017年3月24日 9時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
あしゅ(プロフ) - こういうお話、すっごく好きです!o(・д´・ )ゞ応援してマッス♪ (2017年3月23日 20時) (レス) id: 78d0121fe2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ともえもん | 作成日時:2017年3月6日 18時

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