辿る ページ25
貴方side
望「お！やっぱここか。」
ひょこっと顔を出すのんちゃん。
すると、他の皆もぞろぞろと姿を見せる。
濱「昼飯の準備？」
望「いや？ゲームを解く為に来たんよ。」
やっぱり俺が居らな始まらへんのは変わらんからなって自信満々なのんちゃんと、ほんまかぁ？って疑いの目を向けてる皆。
望「ウサギを探しとるんとちゃう？」
あ「え？」
濱「のんすけ、どうして分かるん？」
私と濱ちゃんの会話を聞いてたのかなって一瞬焦ったけど、聞いていたならもっと前に姿を現した筈だとすぐに落ち着いた。
望「俺が、ウサギやからやで。」
あ，濱「え？」
へへーって笑うのんちゃんに、説明下手くそかって照史くんがツッコむ。
淳「鍵を探しとるんとちゃう？2人。」
濱「探しとる！なんで知っとるん！？淳太。」
淳「このゲームでの俺の役目は、多分このゲームの根本を変えることなんや。」
私と濱ちゃんは首を傾げると、淳太くんは自分のポケットから紙を出して私たちの前で開いた。
淳「俺の紙の内容は、皆に紙の内容を見せ合うようにする事やったんよ。」
照「それで俺たちはお互いの紙を見せ合って、2人の所に辿り着いたんや。」
その言葉に、恐る恐る淳太くんの紙を読むと、なるほど『掟破り』というのがこの事なのかと理解をするのにそんなに時間はかからなかった。
濱「え！じゃあ、紙を人に見せてええん？内容を喋るのはあかんのに？」
望「ちゃんと理解せんかい！喋ってもええんよ！」
濱「えええええええ！？」
こうして私たちはそれぞれの紙を広げて皆で中身を確認する事にした。
あ「…。」
なんというか、不思議の国のアリスで登場人物の統一も出来てないし、ヒントの出し方もまばら過ぎる。
出てきた登場人物皆が、お互いの任務を遂行する為に、お互いの任務を邪魔する様な仕組みになってる。
…この変な感じ、なんなんだろう。
少し懐かしい気もするし、でもなんだか…胸が痛い…。
流「A？」
大丈夫？って少し心配そうに私の顔を覗き込む流星くん。
なんだか1人じゃないんだって言われてるみたいで少し嬉しい。
あ「大丈夫だよ。…それより鍵ってなんなの？」
その言葉にピクって反応する皆。
のんちゃんは渋々ポケットから写真を取り出して私に渡した。
それはただの写真だけど、本当に鍵そのものだった。
私の記憶を辿る為の、鍵だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 573人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パープルノンショルダー - すっごい面白くてどんどん読み進めてしまいました！才能ありますね！更新楽しみにしています！ (2017年9月13日 1時) (
レス) id: 9eee7eac5e (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - 沙奈さん» ありがとうございます！これからも盛り上がる内容を目指して頑張らせて頂きます！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - M2さん» ありがとうございます！更新遅くなり、大変申し訳ないですm(__)m頑張らせて頂きます！！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - ドキドキしながら一気読みしてしまいました！更新楽しみにしてます！ (2017年7月4日 22時) (レス) id: df96132753 (このIDを非表示/違反報告)
M2 - すっっっごく面白いです！毎回楽しみにして読んでます。更新頑張ってください！ (2017年6月22日 0時) (レス) id: 9a75fba867 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ともえもん | 作成日時：2017年3月2日 15時
