天然 ページ23
濱田崇裕side
濱「はぁ…無いなぁ。」
湖の周りをぐるっと一周探して見たんやけど、鍵やそれっぽいものは落ちていない。
濱「おかしいなぁ。」
俺は、服に紛れていた紙を取り出して頭を抱える。
「貴方はAのヒント。
Aが導く場所へ2人だけで目指す。
ウサギが持つ鍵が第2のヒント。
鍵と同じ形を成した時、誰もが望む真実のパーティーが始まる。
【情報】Aが貴方を見て、人格が変わるのは偶然ではない。」
濱「あ！鍵やない！ウサギや！ウサギ！」
あ「うさぎ？ってあの動物の？」
濱「そうそう！俺たちが欲しいもんは鍵なんやけど、ウサギが持ってるって書いてある！」
そっかぁ…ウサギを探せばええんかぁ、よかったよかった！一件落着やな！
あ「…濱ちゃん、それ。私が聞いてもいいものなの？」
濱「え？」
キョトンとする俺と、少し険しい瞳で俺を見つめるAちゃん。
濱「…あかんの？」
あ「いや、ルールに紙の内容を他の人に見せちゃダメって…。」
濱「ええええ！？」
俺は慌てて紙を覗き込む。
『これからゲームを始める。
1人1人に配られたこの紙にはそれぞれ違う内容が書いてある。
内容とはもう一枚の紙に記されているものをさす。
このゲームのルールは１つ。
誰にも内容を知られずにその内容に遂行すること。
ただし、情報は皆に伝えない方が賢明だろう。』
濱「ほんまやぁ…。あれ？でも情報は一応伝えん方がええけど、あかん訳やないねんな。」
あ「そうみたいだね。」
濱「ふーん…。」
俺の情報とか、本人に伝えた方がええ気もするけどなぁ？
あ「今さ、ふと全然関係ない事思ったんだけどさ。」
濱「ん？どうしたん？」
あ「濱ちゃんって、服毎日一緒？」
濱「なっ！そんな訳ないやーん！！ちゃうんよ！毎日着替えとるんやけど、似たような服ばっかなんよ！色と形がほとんど変わらへんねん。」
他の皆はそんな事ないのになぁ？
水着の時も俺だけ全身やったり、なんだか俺だけ変な扱いとちゃう？
望「おーい！Aー！」
すると、遠くから皆の声がする。
その声はどんどんこっちに近付いている。
あ「あれ？おかしいな。戻ってくるまで待機って話じゃなかったっけ？」
濱「昼飯の準備ちゃう？」
あ「でも、私湖に行くなんて一言も言ってないのに。」
濱「ここで昼飯なんかな？」
あ「…。」
濱「？」
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パープルノンショルダー - すっごい面白くてどんどん読み進めてしまいました！才能ありますね！更新楽しみにしています！ (2017年9月13日 1時) (
レス) id: 9eee7eac5e (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - 沙奈さん» ありがとうございます！これからも盛り上がる内容を目指して頑張らせて頂きます！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - M2さん» ありがとうございます！更新遅くなり、大変申し訳ないですm(__)m頑張らせて頂きます！！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - ドキドキしながら一気読みしてしまいました！更新楽しみにしてます！ (2017年7月4日 22時) (レス) id: df96132753 (このIDを非表示/違反報告)
M2 - すっっっごく面白いです！毎回楽しみにして読んでます。更新頑張ってください！ (2017年6月22日 0時) (レス) id: 9a75fba867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともえもん | 作成日時：2017年3月2日 15時
