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重岡大毅side
重「なあなあ昼飯はなんにするん？」
神「今日は昨日採ったキノコでスープとか焼き魚ちゃう？」
重「ええ加減魚は飽きてきたなぁ。肉食べたいわぁ。」
神「せやなぁ。」
ほんま他愛のない会話。
少しはあの意味わからん文章の事を忘れられそうで気が紛れる。
重「って神ちゃん、そっち洞窟ちゃうけど。」
神「うん。せやな。」
重「昼飯の準備するんとちゃうの？」
神「準備はまだ後でも大丈夫や、行こう重。」
重「？」
俺は疑問を抱きながら、当たり前の様に道から逸れていく神ちゃんの後をついて行った。
重「！…ここってあの湖やん。」
神「あそこ、見てみ。」
神ちゃんの指差す方を見て、俺は一瞬で着いてきた事を後悔した。
濱「あー！どこにあるんやろう鍵ー！」
あ「本当にここにあるの？」
濱「それはAに任せてまうけど…あってると思うんよ。」
湖の周りで、キョロキョロ何かを探している2人の姿が目に入った。
ズキッ
頭がまた少しずつ痛むのが分かる。
嫌やって今すぐ逃げたくなるんは、一体なんでなんやろう。
体が勝手に何かを拒絶しとるみたいや。
重「俺、先準備しとるわ。神ちゃんはここに用があるんやったら、早う済まして来てなぁ。」
神「ちゃうんよ、重。…用があるんは俺やない。重や。」
重「へ？」
固まる俺の手を掴んで、神ちゃんは更に2人の元へと引っ張っていく。
神「ちゃんとAの事、見て？」
重「…なんで？」
俺の質問に振り返った神ちゃんは俺の表情を見た途端、目を丸くした。
神「重…具合悪いん？」
俺は痛みで上手く声が出せずにかすれた声で大丈夫やと返すと、神ちゃんは慌てて俺のことを心配しだす。
神「ごめん、全然気付かれへんかった。」
無理して立たんでええからって近くの木の影に俺を座らせる神ちゃんは、本当に申し訳なさそうやった。
重「…なんで、俺をここに連れて来たん？」
その言葉に神ちゃんは頭をくしゃっとさせながら、んーと何かを考えているみたいだった。
やがて、まぁえっかって頭から手をストンと下ろして、俺にニカッと笑った。
神「このゲームの目的はAの記憶を取り戻して、島から出る方法を見つける事やろ？でもこのゲームは、Aの為だけのもんやない。」
重「どういう事？神ちゃん。」
神「このゲームは、重の為にもあるんや。」
重「…え？」
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パープルノンショルダー - すっごい面白くてどんどん読み進めてしまいました！才能ありますね！更新楽しみにしています！ (2017年9月13日 1時) (
レス) id: 9eee7eac5e (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - 沙奈さん» ありがとうございます！これからも盛り上がる内容を目指して頑張らせて頂きます！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - M2さん» ありがとうございます！更新遅くなり、大変申し訳ないですm(__)m頑張らせて頂きます！！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - ドキドキしながら一気読みしてしまいました！更新楽しみにしてます！ (2017年7月4日 22時) (レス) id: df96132753 (このIDを非表示/違反報告)
M2 - すっっっごく面白いです！毎回楽しみにして読んでます。更新頑張ってください！ (2017年6月22日 0時) (レス) id: 9a75fba867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともえもん | 作成日時：2017年3月2日 15時
