重そう ページ3
濱田崇裕side
あ「これとこれでいいかな？」
濱「そやな。よし！重い方は俺が持つから、こっちAちゃん持ってなー。」
あ「うん、ありがとう。」
すっかり元に戻った様子のAちゃんは、いつも通りの笑顔やって少し安心する。
濱「なぁなぁ、なんで俺を指名したん？照史とか淳太とか居ったやん？」
Aちゃんとは普通に話すけど、他のメンバーに比べたらそんな仲良いとは言えへん。
そのうえ、謝ったとはいえ音楽プレーヤーの一件で傷つけてしまって距離置かれるんとちゃうかと思ってたから、正直運ぶの誘われた時はほんまびっくりしてもうた。
あ「まぁ、濱ちゃんには迷惑かけてばかりで申し訳ないけど、もっと仲良くなれたらいいなって。」
濱「あぁ、なるほど。」
Aちゃんなりに気ぃ遣ってくれとるんやな。ええ子やなぁ…。
濱「俺の方こそ、音楽プレーヤーせっかく見つけてくれたんに、重と2人して変な態度とってもうたから…ほんまに申し訳なかった。」
その言葉にAちゃんは少しびっくりして、そして俺の目を見つめた。
あ「私さ、皆が隠し事してるの分かってたから本当は寂しかった…。でもそれが当たり前なんだって、自分に言い聞かせてた。」
俺はその言葉に、胸が痛むのが分かった。
あ「でもね、皆はちゃんと話してくれた。」
Aちゃんはにこっと笑った。
あ「凄く嬉しかった。それこそ泣いちゃう位ね？皆が私の事を思ってくれてるって、仕方なく相手してくれてる訳じゃないって分かったから。」
そう言って、Aちゃんの手のひらが俺の頬へと伸びてきた。
あ「だから、申し訳ないとか思わないで。」
柔らかいAちゃんの手のひらの温かさが頬に伝わる。
ほんま、この子と居ったら涙腺が緩んでまう…。
ガサガサッ
濱「？」
あ「どうしたの？濱ちゃん。」
濱「いや、遠くで音が聞こえた気がしたんやけど…気のせいか。よし！さっさと運んで神ちゃん手伝おう！」
あ「おー！」
濱「そう言えば、いつから気付いとったん？俺たちがAちゃんに隠し事してるって。」
あ「えっと…。」
Aちゃんは気まずそうに、目をそらした。
あ「…実は前々から誰かに相談したかった事なんだけど…聞いてくれる？」
濱「お、おう。」
な、なんや…重い話になりそうやな。
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パープルノンショルダー - すっごい面白くてどんどん読み進めてしまいました！才能ありますね！更新楽しみにしています！ (2017年9月13日 1時) (
レス) id: 9eee7eac5e (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - 沙奈さん» ありがとうございます！これからも盛り上がる内容を目指して頑張らせて頂きます！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - M2さん» ありがとうございます！更新遅くなり、大変申し訳ないですm(__)m頑張らせて頂きます！！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - ドキドキしながら一気読みしてしまいました！更新楽しみにしてます！ (2017年7月4日 22時) (レス) id: df96132753 (このIDを非表示/違反報告)
M2 - すっっっごく面白いです！毎回楽しみにして読んでます。更新頑張ってください！ (2017年6月22日 0時) (レス) id: 9a75fba867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともえもん | 作成日時：2017年3月2日 15時
