WESTと孤島でサバイバル！？【2】

というか ページ12

貴方side



神ちゃんやのんちゃんには、申し訳ない事しちゃったな…。


それにしても、内容を相手に知られずに行動するってこんなに大変なんだ。


気を付けないとなぁ、変に行動したらバレるか相手を傷つける事になる。






流「なあなあ、俺と照史くんを選んだのって内容に書いとるから？」



照「アホ！それ聞いたらあかんやろ！？」



流「え？俺の指示とか名前で書いとるのはだけで、残りは名前やないから誰の事を書いとるのか分からんのやけど…。だから、どうやって俺ら2人を選んだんかなって。」



照「え！？そうなん！？俺も誰の事を書いとるんか分からんのあるけど、名前は他にもあるわ。」




2人は書いている内容については語らずにお互い情報を交換している。


確かにこれならルールの「誰にも内容を知られずに内容を遂行すること。」は守っている事になる。






あ「なんか、すごい…。」



照.流「え？」


私の言葉に私の方を向く2人。




あ「いや、真面目な感じの2人を初めて見たなぁって。なんかすごいかっこいいね2人とも。」


私の言葉に2人は顔を見合わせた。




照「天然って凄いよなぁ、口からポンポン…。素で出てくる言葉なんやろうけど。」



流「これを照史くんと2人やなくて、俺だけに言って欲しかったぁ…。」


2人で何故か私にあきれ顔。




照「それで、Aはどうして俺らを選んだん？」



あ「私の紙には、2人みたいに名前がなくて誰のことを指してるのか分からない人は居ないよ。」



流「えー、なんや俺だけめっちゃむずいって事？」



あ「それはどうか分からないけど…。」






照「というか、さっきから気になってんけどさ。」



流「あ、やっぱりふれるん？それ。」



2人がチラリと向ける視線の先にあるものは、実は私もさっきから気になっていた。

ツッコむべきなのかどうかで悩んでいたんだけど、やっぱり皆気になっていたみたい。







照「あの、チーム分けしたんとちゃうの？そこの3人。」


そう、私達の話しているすぐ横ぐらいでかたまって、さっきからこっちをガン見している3人がいるのです。

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