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ナイト ページ11

藤井流星side




服に入っとった紙。


正直何言うとるんか分からんのやけど…。


俺はもう一度紙の内容を確認する。





「貴方はナイト。

Aに集まる男の中に紛れた敵からAを守る騎士。

貴方の仲間は帽子屋。

Aの望みには従う事。

ただし、掟破りも従うべし。

【情報】貴方がここに来る前のAは今の彼女ではない。」






これ読んでてっきり俺とAと帽子屋の3人で居るって事やと思ったのに、なんや重以外全員集まるっていう困った状況。


そもそも帽子屋が誰かなんてどうやって分かるんや?

帽子被っとるやつ1人も居らんのやけど…。





神ちゃんは掴んでいたAの手をそっと放して、Aはどうしたいんって尋ねる。



あ「えっと…ごめん、神ちゃん。私、流星くんと照史くんと居るよ。」


そう言って俺と照史くんの手を取って引き寄せる。




あまりに不意打ち過ぎて、思わずにやけてまう。


チラッと見ると、照史くんも恥ずかしそうに照れとる。



あれ?照史くんってAに対してこんな感じやったっけ?





神「そっか…じゃあ俺は重と2人で居るから。昼メシの準備は皆でやるんやで。」


優しい神ちゃんはAの意見を尊重して、自分から手を引いて重の元へ行った。





濱「俺は、どうすれば…。」



淳「しゃーない。濱ちゃん、一緒に組むか。望も来る?」






これで、スムーズに事が進むと皆思った。

やけど、こういう時に意見を曲げんようなアホが居る訳で。




望「いやいや、Aは俺が居らな始まらへんやん!」


望は訳わからん事を言いながら、Aの側から離れようとせぇへん。


困った様子のA。





流「望、一旦淳太くん達と居ったって。どうせ、紙の内容やってちゃんと分かって言うとる訳とちゃうんやろ?」



望「う…せやけど…。」



流「ちゃんと分かったら、来てええから。やから、最初は濱ちゃん達と居って。」



望は渋々と承諾して2人の元へ行った。




あ「ありがとう、流星くん。」


安心した様に微笑むAにこっちまで嬉しくなる。




俺、ナイト出来とるんちゃう?

というか→←不安



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パープルノンショルダー - すっごい面白くてどんどん読み進めてしまいました!才能ありますね!更新楽しみにしています! (2017年9月13日 1時) (レス) id: 9eee7eac5e (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - 沙奈さん» ありがとうございます!これからも盛り上がる内容を目指して頑張らせて頂きます! (2017年8月31日 21時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
ともえもん(プロフ) - M2さん» ありがとうございます!更新遅くなり、大変申し訳ないですm(__)m頑張らせて頂きます!! (2017年8月31日 21時) (レス) id: 248b2f99ac (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - ドキドキしながら一気読みしてしまいました!更新楽しみにしてます! (2017年7月4日 22時) (レス) id: df96132753 (このIDを非表示/違反報告)
M2 - すっっっごく面白いです!毎回楽しみにして読んでます。更新頑張ってください! (2017年6月22日 0時) (レス) id: 9a75fba867 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ともえもん | 作成日時:2017年3月2日 15時

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