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黄「はいストーップ。一旦休戦ね」
もうダメだと思った瞬間、彼の声が空気を変えた。
銃が降ろされ、一先ず死を回避できたみたいだ。
声を上げてくれた彼の方を向く。
よくよく見てみれば、彼が一番常識人のような雰囲気をしている。
向こうは百戦錬磨の犯罪集団なのだから、対等に渡り合うだなんて無理な話だ。
ならば、この常識人と話そう。
「っありがとう…！」
黄「は？あなたのためではないですよ。まだ知りたいことはあるし、ここで殺すには勿体無いと思っただけです」
前言撤回。微塵も常識人ではない。
こういうタイプは絶対に敵に回してはいけない。
青「うちの末っ子が命張ってるんで。今後こういうことはなしにしてもらいたい」
黒「とりあえず全部話して下さい。こっちの情報を渡すかどうかはその後考えるので」
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作者名：いち | 作成日時：2021年12月23日 23時
