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サナside
考えることを諦めた私は、上掛けのシーツに身体を潜り込ませると、ぎゅっと目を閉じた……。
ギシリ、と軋むベッドに目を覚ます。
(え……？)
部屋の中の自分以外の人影に、一瞬にして身体が強ばる。
サナ「だ、誰……！？」
？？「………」
(とにかく、逃げないと……！)
慌てて人影とは反対側に身体を翻し、ベッドから下りようとした瞬間、ぐん、と強い力で後ろから腰を引き寄せられた。
前のめりにベッドに倒れ込んだ身体を抑えつけるように、人影の体温を感じる。
サナ「やっ……」
抵抗しようと手をあげると、シーツの上に縫いつけられるように抑え込まれる。
？？「……動くな」
耳元でそう囁かれ、ぎゅっと身体に力を入れた瞬間、
サナ「っ……」
首筋に、僅かに痛みが走ったかと思うとその部分がおかしい程に熱を持つ。
(何、これ……？)
身体を起こそうとしても力が入らず、視界がぐらりと揺れる。
首筋に息遣いと、荒々しい欲の気配を感じる。
(首……咬まれてる……？)
＿＿ぇ………＿＿＿…。
咬まれた場所から侵されていくような感覚と、快感にも似た疼きに、頭の芯が痺れていく。
サナ「……んぅっ……」
おおよそ自分の声とは思えない甘い声に驚きながら、ゆっくりと理性が溶かされていくのを感じる。
(や、だ……)
＿＿＿ね………＿＿……！
ぱたり、と視界に何かが零れる。
真っ白にシーツには、鮮やかな赤い円形が花を咲かせた。
(血……？)
薄れる意識の中、男性が言った……
？？「俺に捧げろ。
お前の身も心も＿＿運命も」
？？「ねぇってば……！」
(っ……！！！)
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まっちゃ - すごく面白いです！更新待っています！ (2021年4月30日 20時) (
レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)
桜三日月 - とても面白い作品ですので、更新されるのを心待ちにしております。 (2021年3月19日 15時) (レス) id: cdf7c342c5 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 文章力が凄い…。私如きがこんな素敵な小説を見ていいのだろうか(・.・;)見た瞬間すぐ好きになりました！更新されるの待ってます！ (2020年8月4日 12時) (レス) id: 39cb5e0646 (このIDを非表示/違反報告)
ケビン2号機(プロフ) - 凄く好きです！！更新まってます〜！ (2020年1月17日 19時) (レス) id: ffa145d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
SHUGAR - とても面白いです。これからも頑張ってください。ちなみに私はアイザック推しです←(聞いてない (2019年12月20日 10時) (レス) id: 91b89ed012 (このIDを非表示/違反報告)
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