Primrose-乙女の愛- (ページ11)

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8輪ページ11

HIROside

連絡を受け、警察署急いで行くと、Aと男子高生がいた

HI「っA!!」

『HIROさんっ!!マネさんっ!!』

Aは、俺のことを外では絶対に“パパ”とは呼ばない

大変な目にあったのに今でさえ、自分で決めたことを守っていた

HI「大丈夫か!?怪我とかしてないか!?」

ﾏﾈ「ごめんなさい!あの時私が離れなかったら、こんな事にはならなかったのに」

『大丈夫だよ。お兄さん達が助けてくれたから。それに、スタッフさんにも気付かれないで連れて行かれるなんて、誰も思わないでしょ?』

HI「Aを助けていただきありがとうございました。君が居なかったら今頃どうなっていたか……ん?お兄さん達?」

お兄さん達って、1人しかいないけど?

?「あ、今は帰っちゃって居ないんですけど、僕の他にあと2人部活仲間が居たんです。Aちゃんが心配だったんで、保護者の方が来るまではって思って」

HI「そうだったんだね…本当にありがとう。その2人によろしく言っておいてもらえるかな?もちろん俺からもお礼はさせていただくけど」

?「はい。伝えておきます」

HI「よろしくね…もう外は暗くなってるから、家まで送るよ」

?「い、いえ。それは申し訳ないですよ(焦)」

HI「君が帰り道襲われる可能性だってあるんだ。車で来てるからさ、乗っていきなよ」

なかなか、頑固って言ったら聞こえは悪いけど、折れない高校生とこのやり取りを数回繰り返して、漸く折れてくれた(笑)

マネージャーの運転で高校生を家まで送り届けた

?「すいません。送っていただいて…ありがとうございました＜(_ _)＞」

HI「いい、いいって。この子の事を助けて貰ったからさ‥」

Aは、移動中に肉体的精神的疲れもあって寝てしまっている

HI「今更だけど、君の名前聞いても良いかな?」

?「あ。そういえば、僕名乗ってませんでしたね(笑)

僕は……………」

数年後、彼と再会するとは思ってもみなかった