［名探偵コナン］僕の親友は平成のホームズ（死神〕です！ (ページ17)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:14,005 hit

サクラの後日談ページ17

次の日、江舟先生は都合により辞められたと発表があった。
その理由を知らない園児達は驚き、江舟先生のことが大好きだった子供たちはほぼ皆泣いていた…。

そんな中、泣くのを耐えてた蘭お姉ちゃんに新ちゃんは

「泣きたい時は泣いてもいいと思うぞ、蘭…

もう泣き虫だなんて…
言わないからさ…。」

と。
蘭お姉ちゃんは堪え切れずに新ちゃんに抱き着き泣き出した。

うん、感動的なシーンだ。
僕も釣られて泣き出しちゃいそうだよ…。

……にしても、新ちゃん、かますねぇ！
君本当に保育園児？
中身実は大人なんじゃないの？
『見た目は子供、頭脳は大人！』的なさ！！
…あれ？今のフレーズどこかで聞き覚えが…。
まぁ、いいか。
それに新ちゃんがちゃんと子供ってことは昨日の一件でよくわかったし…。
眠い…。

ーーー
(前日)
「シャーロック・ホームズみたい…。」

おい、今コイツ何て呟いた？
「おい、今お前何て言った？」

俺がすぐ目の前の女の子に尋ねたら、キョトンとした顔をして
「え？今って？」
とかすっとぼけやがった。

だが、コイツは確かに聞き逃せないことを言った。

「今、ボソッと呟いたことだよ！
もう一回、何て言ったか言ってくれよ！」

「えっ…と…(何コレデジャヴ)
まるでホームズみたいだなぁ…って」

ほら！コイツ俺のことをホームズみたいだって！
何だよ、コイツ分かってるじゃねーか！
気に入ったぜ！

「お前、分かってるじゃねーか！
でもな、ホームズはもっと凄いんだぞ！例えばな…(略)」
やべぇ、嬉しい！
嬉しすぎて顔がニヤけるのが止まらねぇ！！

ーーー
あの後は大変だった。
新一くん、あっ、新ちゃんでいいのか。
新ちゃんはあの後ずーっと、ホームズとは！と喋りまくった。
あまりに楽しそうに話してて、僕にはどうしても止められなかった。
終いには周りの子供達も騒がしくて起きたみたいだけど、彼は止まらない。
英理おばさんが迎えに来ても彼は止まらない。
どうやら、新ちゃんのお母さんと英理おばさんは昔からの友達だったみたいで、その事を聞いた蘭お姉ちゃんが新ちゃんと話そうとするけど、それでも彼は止まらない。
新ちゃんのお母さん、有希子さん(英理おばさんみたいに、有希子おばさんって言おうとしたら目が凄く怖かったからこう呼ぶことにした…。)は「あらあら、新ちゃんの本命はこの子なのね。」とか訳の分からないことを言っている。
あぁ、もう早く家に帰りたい…。
疲れた…。