9 ページ10
…
その後も数体の呪霊を祓って、最後に寝室へ行こうとした。
「A、ストップ」
「あ、はい」
「この扉の先にはボス呪霊的なやつが居る。さっきまでの奴よりちょーっと手強いかな。ま、僕からしたら雑魚だけど。…どうする?君が祓ってみる?」
「え、やってみたいですね!!!楽しそう!」
五条さんは面白そうにククッと笑った。
「楽しそう?下手したら死ぬかもしんないんだよ?」
「いやまぁそうですけど。自己中ですけど私は魔法を使って楽しめたら、それで死んでも私は満足ですし。悔いはあるかもしんないし、お兄ちゃん悲しむだろうけど。魔法とかアクション系を楽しんで死ぬならいいんで」
「何それ、イカれすぎて意味わかんないね」
「私作文苦手なんです」
「関係あるか?…じゃ、いってら〜」
急に扉を開けられ、背中を押された。
「ほんとにヤバかったら助けてやるから安心しなよ」
「あざーーす!!っわ」
ドス、とドリルみたいに鋭利な腕?が頬を掠める。
コイツ何本腕あんだろ気持ち悪っ。
数本腕を切り落とし、胴体へ近づこうとした。
……ら、ザクッ、と左腕に腕が刺さった。
「ってぇなゴミカスが……」
腕使えなくなったらどうしてくれんだよ。
また数本腕を切り落とし___
「セクタムセンプラ」
ザクリと呪霊が避けた。
祓えた…??と少し安心したその時。
消えかけの呪霊の腕が次は右足に刺さった。
「ったぁ………」
扉を再び開け五条さんの所に戻る。
「ごじょーさーーーん」
「お疲れ。怪我は?」
「腕と足になんかぶっ刺さりました」
よくそれで済んだねぇ、とケラケラ笑い出す五条さん。
「待って何その目。泣くよ?」
「なんで笑うんですか」
「いやだって僕Aが多分直ぐリタイアするだろって考えててしね」
「酷くないですか??」
「一応言っとくけど、アレ1級だからね。」
「ま???」
「まじ。」
144人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アワアワ - 魔法系の能力大好きで面白いです!更新頑張ってください! (11月26日 17時) (レス) @page23 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶 - とってもおもしろいです!!魔女最高です!更新がんばってください。 (2023年4月4日 7時) (レス) @page17 id: 30183a8596 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ