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…
翌日。
私は理科の課題と格闘していた。
…高専のグラウンドの木陰で。だって一人でいるの寂しいし魔法で暑さはなんとでもなるので。
あと伏黒とかに偶に教えてもらえる。疲れている筈なのにとても有り難い。
その伏黒や野薔薇は2年の先輩方にぶん投げられている。受け身の練習らしい。
大変だなーと思いながらワークとにらめっこ。
本当にわからない。仮にも受験生なのに。
「お、伏黒!!これどうやるかわかる?」
「あ?…フレミングの法則わかるか」
「……あそういうことか。ありがと伏黒ー」
またお礼しよう。
またワークを解く。今度はちゃんと解けた。伏黒様様だ。
「ふぅー…」
理科のワークが終わった。受験生だから少なめらしい。夏期講習で忙しかったりするから。まぁ自習しろってことだ。
「Aー」
真希さんだ。
「はーい」
「飲み物買ってこい」
そう言い500円玉を渡された。
「了解でーす」
「あ、俺コーラ。棘も一緒」
パンダ先輩が便乗。
伏黒と野薔薇は要るかなぁ。
「伏黒何か飲み物いるー?」
「俺はまだあるから大丈夫だ」
「野薔薇はー?」
「あ、A、スポドリお願い」
「へーいっ」
…
自販機で5本分の飲み物を買った。
一気に5本も買うことなんて無いのですこし新鮮。
ってかパシりかこれ。まぁいいや。先輩のこと好きだし。
戻ると伏黒と真希さんが手合わせしていた。
結果は真希さんの勝ち。
真希さん強いしかっこいいし…いいなぁ。
「買ってきましたよー」
サンキュー、と飲み物を取っていく。
「A、お前もやるか?」
急に真希さんが言った。
「え?」
「手合わせ。気分転換にもなるだろ」
「なにそれやりたいです」
この後地面とキスしたのは言うまでもない。
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アワアワ - 魔法系の能力大好きで面白いです!更新頑張ってください! (11月26日 17時) (レス) @page23 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶 - とってもおもしろいです!!魔女最高です!更新がんばってください。 (2023年4月4日 7時) (レス) @page17 id: 30183a8596 (このIDを非表示/違反報告)
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