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……
後ろを振り向くと、体中に縫い目のようなものがある人…の形をした呪霊だ。
え待ってすらすら喋っとる…呪霊が?!
もしかして特級か??
やだやだ運悪すぎる。
「おーい、聞こえてる?」
「え、はぁ。アンタ呪霊?」
「やっぱり君呪術師だよね?」
「セクタムセンプラ」
とにかくさっさとここを立ち去りたい。特級やろうが関係ない。
…とりあえず五条さんとかに連絡しなきゃだよな?
「もー、急に危ないなぁ。」
そう言う呪霊の手が、私の肩に触れようとしていた。
ぜっっっったい触れたらだめなやつじゃね??
「っデパルソ!」
そういえばもう帳はあがってるんだ。補助監督さんに連絡してもらおう。
「補助監督さーーーーん!!誰でもいいんで1級以上の人に特級居るって連絡してくれませんか!!!出来れば五条さんとかに!!」
そう言うと、驚きながら電話をかけてくれた。
「うわ、ちょっと困るなー」
「っやべ、」
補助監督さんへ手をのばされた。
「イモビラス!」
ギリギリセーフで止まってくれた。
「何これ、動けない、ね!!」
ググッ、ともう動きそうだ。呪文の効きが悪すぎる。
もう一度やろうとしたが、さらっと避けられる。
「ヴェンタス!」
なんとか呪霊を退かせるとこができた。
「五条さん来れるそうです!」
補助監督さんが叫んだ。助かった。
「ちょーっとそれはまずいね、じゃ、またね呪術師」
ぱっ、と呪霊がナニカを放り投げ、去っていった。
へんな呪霊?を数体現れた。
「コンフリン…え」
いきなりそいつがぐちゃっと潰れた。
上を見上げると、五条さんが手をヒラヒラと振っている。
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アワアワ - 魔法系の能力大好きで面白いです!更新頑張ってください! (11月26日 17時) (レス) @page23 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶 - とってもおもしろいです!!魔女最高です!更新がんばってください。 (2023年4月4日 7時) (レス) @page17 id: 30183a8596 (このIDを非表示/違反報告)
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