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…
「じゃ、伊地知んとこ戻るよ、歩ける?」
「んぁー、はい!」
立ち上がった瞬間、ズキズキと足に痛みが走る。
「ほらほら無理しなーい。怪我してんでしょ。ほら乗って」
「すみませんありがとうございます…」
五条さんにおんぶされ、伊地知さんの車まで向かった。
やっぱ五条さんのおんぶだと視界が違うな。五条さん190cm位あるんじゃなかろうか。
伊地知さんには凄く驚かれ心配され、そのまま家入さんに治療してもらった。
自分の部屋に戻ろう、そう思い腰をあげた時。
ガタッと医務室の扉が勢いよく開いた。
「A!!!怪我したって聞いたんたけど!」
「げ」
お兄ちゃんだ。
「五条先生が写真見せてきてめっちゃ焦ったんだけど。」
「治してもらったから大丈夫。」
「そうかもしれねーけどさ、絶対無理すんなよ!!お前が怪我したら俺も悲しいし」
「はーい。」
「ぜってーわかってねーじゃん…」
「妹思いの良いお兄ちゃんだな。虎杖。ほら、二人で部屋に戻りな。」
「アレはシスコンの域じゃないですか」
くぃ、とお兄ちゃんに手を引かれ医務室を出た。
「A、鍋作ったから皆で食べねぇ?」
「皆?2人じゃなくて?」
「うん。俺の同級生2人と、俺等。」
「いいよ。因みに何鍋?」
「しゃぶしゃぶ!」
「やったー!」
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アワアワ - 魔法系の能力大好きで面白いです!更新頑張ってください! (11月26日 17時) (レス) @page23 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶 - とってもおもしろいです!!魔女最高です!更新がんばってください。 (2023年4月4日 7時) (レス) @page17 id: 30183a8596 (このIDを非表示/違反報告)
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