刹鬼さんとコラボ ページ40
「轟くん。本当ごめん。」
「別に気にしてない。」
佳奈ちゃんが去ったあと、若干蚊帳の外状態にされていた轟くん。どうやらそれを根に持っているみたいで……
「いや絶対気にしてるよ。私わかるよ。」
「じゃあせめてアイツらが誰だったのか教えろ。」
「えーと、それは…」
言えない。
佳奈ちゃん達は別の世界から来た人で、しかも魔理沙ちゃんと紫様はこっちの世界では実在するゲームのキャラクターだなんて言えない。絶対言えない。
「……んー、領域外の……知り合い…かな?」
名探偵kナンの中で出てきたセリフ。こんな所で役に立つとは。
「……まぁ、いい。どうせこれ以上聞いても話してくれねぇだろうし。」
「話が早くて助かるよ。」
色々話した後、轟くんと別れて家に入る。
まずは夕飯の準備からだ。そのあとは八斎會に行くための支度。ああそうだ、クロノさんが来るまで掃除もしておかなきゃ。他にも洗濯ものをとりこんで畳んで……やべぇな、思ったより大変だぞこりゃ。
と、色々思考していると……
「あれ?ここ……」
私の部屋から、綺麗な女性の声が聞こえた。
……まさかとは思うが、またトリップしてきたクチか?いや、トリップしてくるのが悪いわけでは無いよ?むしろウェルカムよ?美人さんだったら。
これで美人さんじゃ無かったら作者ぶっ飛ばすかんな。
私の部屋は和室なので扉は引き戸だ。その引き戸の扉をスパァンと開け、中にいるであろう人を見る。
「あ、あの……」
「ごふっ…(吐血)」
ウッソだろお前。めちゃくちゃ美人さんじゃねぇか。
「あの、ここどこですか…?私さっきまで部屋で寝ていたはず……」
この人、感じからして転生者ではなさそうだ。恐らく普通のイレギュラーさんだろう。いや普通のイレギュラーってなんだ。光の闇と同じ意味だぞそれ。
ま、それは置いといて……
「お姉さん。落ち着いてよく聞いて。」
「……はい。」
「ここはお姉さんのいた世界じゃない。」
「……はい?」
やっぱそう来るよなぁ。そりゃ初対面の人にいきなり「ここ別世界です」とか言われたら信じれないよなぁ。どうしようかなぁ。
……なんて考えていたら。
「A〜。遅いんで鍵こじ開けやしたよ〜。」
「ハァ!?てっめ何考えてんだ阿呆!!!」
おいおいおい!!今来られたらやべぇんだけど!?何だよ鍵こじ開けたって!!
とりあえず部屋に入られたら一貫の終わりなので、リビングで待っててもらおうか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪羅(プロフ) - (・・)さん» ありがとうございます!その言葉をおかずに頑張ります。(もぐもぐ) (2019年7月20日 23時) (
レス) id: 48a3f9ea31 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - 杏羽さん» 私の変態ぶりを褒められたのは初めてだ…嬉しいですっ!!ありがとうございます!! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 48a3f9ea31 (このIDを非表示/違反報告)
(・・) - 消太お兄ちゃんは小汚なく(以下略)ご馳走さまでした (2019年7月20日 23時) (レス) id: 87b861a0f6 (このIDを非表示/違反報告)
杏羽(プロフ) - コメント失礼します！！めっちゃ好きです。夢主ちゃんの変態さとか、作者様の変態さとかいいぞもっとやｒ（殴 とにかくこれからも、応援しています！！ (2019年7月20日 23時) (レス) id: ebcf525d5c (このIDを非表示/違反報告)
(・・) - おお分かりました！まってまーす(よろしければ環君との絡みをふやしてくだされb((殴) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 87b861a0f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪羅 | 作成日時：2019年5月3日 21時
