閻魔「焦凍くんの方がいいのかな。轟くんの方がいいのかな。」轟「どっちでもいい」轟side ページ37
オールマイトのスタートという合図と共に、建物全体を凍らす。さっきは違うチームにいた尾白も食らった氷結だ。簡単に抜け出せはしない。
…けど、
『そうだよなぁ…私地獄の炎操れるもんなぁ…』
初めて会った時、さらりと怖いことを言ってのけたAなら……直ぐに俺の氷をとかしてしまうだろう。
人の気配がする方向に移動していると、俺の後ろについてきていた尾白が異変に気づいた。
「轟……なんか、変じゃない?」
「何がだ?」
「さっきから同じ場所を歩いてる……ほら、階段を登って上の階に来たはずなのに、物の配置とか外の景色とか変わってない。」
そう指摘され辺りを見回すと、確かに下の階と何も変化がない。落ちている小さなゴミなんかもそのままだ。
ああ、そうか。
『簡単に言えば死神』って、こういうことなのか。
「幻…か。」
「……え?」
「…いいか。俺達は、ここから出られねぇ。」
「な、え!?どういうこと!?」
「Aの個性だ。地獄少女、だと言ってたな。」
「地獄…」
「そいつは幻術が使えるらしい。ついでに炎も操れる。」
「じゃあ君の氷は…」
もうとっくに溶けてる。そして部屋全体も溶けて普通の気温に戻ってるだろうな。そう考えると、やはり死神だと言わざるを得ない。
核のある部屋にも近づかせず、かといってそのまま無事に帰すこともしない。そして自分は安全圏からただ待っているだけ。
まさに死神……いや、
ヴィランの所業だ。
そんなことを考えている内に、いつの間にかオールマイトにタイムアップと告げられていた。
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雪羅(プロフ) - (・・)さん» ありがとうございます!その言葉をおかずに頑張ります。(もぐもぐ) (2019年7月20日 23時) (
レス) id: 48a3f9ea31 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - 杏羽さん» 私の変態ぶりを褒められたのは初めてだ…嬉しいですっ!!ありがとうございます!! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 48a3f9ea31 (このIDを非表示/違反報告)
(・・) - 消太お兄ちゃんは小汚なく(以下略)ご馳走さまでした (2019年7月20日 23時) (レス) id: 87b861a0f6 (このIDを非表示/違反報告)
杏羽(プロフ) - コメント失礼します！！めっちゃ好きです。夢主ちゃんの変態さとか、作者様の変態さとかいいぞもっとやｒ（殴 とにかくこれからも、応援しています！！ (2019年7月20日 23時) (レス) id: ebcf525d5c (このIDを非表示/違反報告)
(・・) - おお分かりました！まってまーす(よろしければ環君との絡みをふやしてくだされb((殴) (2019年7月20日 23時) (レス) id: 87b861a0f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羅 | 作成日時：2019年5月3日 21時
