死んだァァァ！ ページ48
「お?」
「(＾ω＾ ≡ ＾ω＾)おっおっおっ」
「またあんたなんだね、はい、もう慣れましたよ。ええ」
「冷たいなぁ」
「というかここどこだ」
ここはどこだと言われれば、答えてあげるが世の情け。愛と真実の悪を貫く…じゃなかった。
マジレスするとおそらく精神世界の一種だろうが、普段見る夢とはどこか違う。
「ここはあの世とこの世の狭間…。普通の人間が来れるような場所じゃないけど、君もう死んでるし、ノーカンってことで許してあげる」
「………………は?」
死んだの?私が?
「なんて言ったっけ、あの男。君の今世の父親ね。あれに殺されたの」
「…………生き返らせてくれますか」
「もちろん。ってか僕が生き返らせなくても死なないし」
「どうして?」
「君の体は地獄少女に乗っ取られてるから」
「……」
待て、待て、待ってくれ。一旦情報を整理しよう。
「そんでね、君は今から現実に帰って枷が外れた地獄少女の暴走を止める役割があるんだ」
「待ってくれって言ってんだルrrrォン!?」
「すごい巻き舌だね。いいよ。思考の遅い人間のために待ってあげる」
よし、改めて整理しよう。
まず私はあの男によって誘拐され死んだ。動機なんてたかが知れてるが……まぁ、一応そこは考えないようにしよう。
そして私の体はあいちゃんが乗っ取っている。世に放たれた地獄少女の暴走(私の仇討ち)を止めるため、今から現実に帰るってわけかな。
「Aちゃんの意識が空白になった体に枷などない。君が一生懸命口説いといてくれたおかげでなんとか暴走せずに済んでいるが…」
「時間の問題?」
「しょゆこと」
死んでしまった友達のために体を乗っ取り仇を討つ。嬉しいねぇ。口説いてきた甲斐があった。
あいちゃんもまだまだ人間味溢れる素敵な女の子じゃないか。
「さ、いってらっしゃい。生き返ったら僕を祀りあげる祭壇作ってね」
「いってきます。あと面倒だから後半は聞かなかったことにしよう」
真っ白な空間から弾き飛ばされる感覚。それを自覚したと同時に、小さな箱に入る感覚を覚えた。
────
──
「ねぇ、知ってる?
地獄少女は死なない。
例え体が違っても
閻魔あいという少女でなくても
もうひとつ別の魂が入っていても
地獄少女は地獄少女であり
その存在意義が消えることは無い。
もう逃げられないんだね。
閻魔A」
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雪羅(プロフ) - Miraiさん» コメントありがとうございます!読者さんのノリが良くてこっちも面白いです。ごくせん好きなのでそう言って頂けて嬉しいです!! (2020年3月11日 13時) (
レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - なんかごくせんみたいだった。面白かった、、ｗｗｗ (2020年3月10日 12時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - 初コメなんですけど、ここのコメ欄面白すぎません？やばみざわなんですけど？時代遅れがでてしまった、、 (2020年3月10日 11時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - アトラさん» くっ…漆黒の翼め…!この性(聖)なる母である私に喧嘩を売ろうというのか!? (2019年7月31日 22時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
アトラ - ふふ...漆黒の翼の私前ではそんな言葉珍しくもないわ(変態) (2019年7月31日 10時) (レス) id: 32785243ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羅 | 作成日時：2019年3月22日 12時
