相澤「アイツの料理はうまいんだ」山田「俺にも食わせてくれYOoo!!」相澤side ページ16
「Hey!イレイザー!飯食いに行こうぜ!」
「断る」
「つれねーなぁァァ!イレイザー!そんなんじゃあのキュートガールに嫌われるぜ!?」
「余計なお世話だ。」
いつもの様にうざったらしく絡んでくるマイクを軽く流し、家にいるであろうAに思いを馳せる。
今日は休日であると共にAの誕生日。せっかくだから、今日は休んでAと家に居ようと思ったが、普段から忙しいヒーローの仕事はそんなことお構い無しに舞い込んでくる。今はヴィラン退治現場の後処理中で、まだまだ終わる見込みがない。
…しょうがないから何か特別なプレゼントでも買って帰ろうか。俺に変わって、幼いながらもいつも飯を作ってくれる大人びた彼女が喜ぶプレゼント。一体何を買えば…
「イレイザー、どうしたのよ?」
声が聞こえた方を見ると、先程現場で遭遇したミッドナイトさんが腕を組んで立っていた。普段余裕綽々なその顔は、珍しく心配の色に染まっている。
「今日、保護している子供の誕生日なんです。」
「えっマジで!?あんだよ最初からそう言えよ!」
「別に言う必要も無いだろ。合理的じゃない。」
「なんだそんなことね。イレイザーったらこの世の終わりみたいな顔してたから。あーあ、心配して損したわ。」
いや、逆に心配して得しようとしてたのかよ。
「そんなことで悩む必要無いのよ。プレゼントは…イレイザー、貴方自身をあげればいいの。」
「…は?」
「what!?おいおいまだ夕方だぜ!?そういう話は…」
「そういう意味じゃなくて、あのね…
……って訳。」
「それ意味変わらないんじゃ…」
「まぁいいじゃねぇの!てかさ、俺らもコイツの家に行ってパーティしようぜ!俺がめちゃくちゃホット&ハッピーなやつ歌ってやるからさ!」
「お前が歌ったら近所迷惑だ。」
「Oh!シヴィー!」
「はいはい、そうとわかったら早く帰りなさいイレイザー。私達も後で突撃するから。」
彼女の言葉に頷き、自分が出来る最速の早足で帰路についた。
「今日のご飯はなんだろな…♪」
思ったより早く帰れたので、知らぬ間に気分が上がっていたのか、よくAが口ずさむ歌を口にしていた。無意識とはいえ、俺が歌うと精神衛生上良くないな。
心の中で自嘲しながら、家の鍵を開ける。
が、
「開いてる…」
不思議なことに、鍵は開いていた。
……まさか。
素早くドアを開け、土足のまま部屋に入る。
……ああ、やられた。
机の上に置いてある紙切れを一瞥し、大きく舌打ちをした。
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雪羅(プロフ) - Miraiさん» コメントありがとうございます!読者さんのノリが良くてこっちも面白いです。ごくせん好きなのでそう言って頂けて嬉しいです!! (2020年3月11日 13時) (
レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - なんかごくせんみたいだった。面白かった、、ｗｗｗ (2020年3月10日 12時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - 初コメなんですけど、ここのコメ欄面白すぎません？やばみざわなんですけど？時代遅れがでてしまった、、 (2020年3月10日 11時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - アトラさん» くっ…漆黒の翼め…!この性(聖)なる母である私に喧嘩を売ろうというのか!? (2019年7月31日 22時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
アトラ - ふふ...漆黒の翼の私前ではそんな言葉珍しくもないわ(変態) (2019年7月31日 10時) (レス) id: 32785243ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羅 | 作成日時：2019年3月22日 12時
