誕生日デートじゃコラァァ!!! ページ44
「環くん、あーんして？」
「え、いや、俺は…」
「いいのいいのほら、人目なんか気にしないで。ここにいる人ほとんどリア充なんだから」
「……あー」
あ、待って、これはえっち。環くんがお口を開けた姿とてもえっち。
何がとは言わないけど、棒状のお肉をぶっ込んでみたくなりますね。何がとは言わないけど。
それはそうと、環くんの可愛いお口にケーキを運ぶ。甘ったるい空気感の中で食べるケーキは、心まで砂糖まみれにしてしまいそうだ。
今日は私の誕生日。設定上は9月23日だけど、これでも一応夢小説なのでそこら辺は皆さんの誕生日に当てはめてね。
先日、環くんとミリオくんとの帰り道で、とある物を渡されたのである。
「あ、の、A、さん、これ…」
「んー?」
顔を真っ赤にして、ぷるぷると震える手で差し出してきたのは、おしゃんてぃーなカフェのクーポン。ちょうど2人分。しかもよく見ると、カップル様限定との文字が書いてある。
「くじ引きで当たったんだよね!」
「おやおや、それで環くんは私と一緒にこのカップル様限定のカフェでデートしたいと。そういう解釈でよろしいですかな?」
「よろしいよね、環?」
「……よろしいです…」
「それで?日にちはどうするの?」
「Aさんの誕生日、もうすぐだから…その日に」
「おいおいおいちょっと待てお兄さん。スパダリすぎないか?私の?誕生日に?環くんと?デート?あーやばい私まで恥ずかしくなってきた」
2人に背を向け、目を手で覆う。…ことができるはずもなく、ミリオくんの手によって環くんと顔を合わせながら話をするハメになった。さっきよりも近い距離で。
そんで当日。いつもよりいっぱいおめかしして、環くんとの初デートを迎えたわけだ。
「私達まだ付き合ってないけど、こうやってるとほんとに恋人同士みたいね」
「……」
「…待ってるよ。大丈夫。でも早めに伝えることをオススメするよ。ほら、私浮気性だから」
「今ここで言ったら…君は、俺のものになってくれる?」
「さてなぁ…。少し、気になる人も増えてきたし」
ここでいうのは八斎會の面々の事。ギャグ時空だからか、原作のような残酷さは無い。
「ふぅ。ケーキ食べたし、次はどこに行く?」
「Aさんの行きたい所でいいよ」
「そうだねぇ。私も君の行きたい所でいいのだけれど…」
環くんの柔らかなおててを握り、指を絡めて密着させる。
「私は、環くんと行くならどこでもいいよ」
そっと指に口付けた。
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雪羅(プロフ) - Miraiさん» コメントありがとうございます!読者さんのノリが良くてこっちも面白いです。ごくせん好きなのでそう言って頂けて嬉しいです!! (2020年3月11日 13時) (
レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - なんかごくせんみたいだった。面白かった、、ｗｗｗ (2020年3月10日 12時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai - 初コメなんですけど、ここのコメ欄面白すぎません？やばみざわなんですけど？時代遅れがでてしまった、、 (2020年3月10日 11時) (レス) id: 425ef9bbb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - アトラさん» くっ…漆黒の翼め…!この性(聖)なる母である私に喧嘩を売ろうというのか!? (2019年7月31日 22時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
アトラ - ふふ...漆黒の翼の私前ではそんな言葉珍しくもないわ(変態) (2019年7月31日 10時) (レス) id: 32785243ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羅 | 作成日時：2019年3月22日 12時
