まぁだだよ ページ2
「環くん…ちょっと…いいかしら?」
「…なんでそんな死にそうな顔してるんだ」
3年生寮にて。環くんの所にアドバイスを貰いに来た。
「あ!ねぇねぇA!そんな顔してると、幸せ逃げちゃうんだよ!知ってた?」
「知らなかった…ちょっとねじれちゃんや。ぎゅーってさせて…」
「いいよ!おいで!」
ねじれちゃんのもちもちしたお胸に飛び込む。いや倒れ込む。
「…本当にどうしたんだ?」
「大丈夫…多分…それよりさ、必殺技のアドバイス貰いに来たんだけど、いいかな」
「その前に寝た方がいいよ」
ねじれちゃんになでなでされながら、ぽつぽつと語り出す私。
環くんみたいな混成大夥 キメラクラーケンとか、ねじれちゃんのねじれる波動とか、そういうかっこいいのが必殺技なわけだが。あいにく私にそういうかっこいいのは生み出せない。思考自体が働かないのだ。
「んー、Aは汎用性高いから、必殺技は何個か作れるんじゃない?例えばさ、エンデヴァーみたいな!バーンって感じの!」
「爆炎の勢いとか射程距離とかを調整するもんか…そうだなぁ…」
「…あとは幻術だね。戦意喪失が見込める」
「ほうほう…」
「瞬間移動なんかも、単なる移動手段なりに工夫できると思う…。ミリオみたいにあちこち飛び回りながら攻撃したり…」
「グラントリノの劣化版か…期末試験の時のヒットアンドアウェイ戦法が効くかなぁ」
人の考えを借りると案外見えてくる。さっきまで頭が回らなかったのが嘘みたいだ。
「面白いね。助かったよ2人とも」
「ミリオがいればもう少し考えられたと思うが…」
「通形はB組だもんね!しょうがないよね!」
あー眩しい。ねじれちゃんの笑顔が眩しい。可愛い。さすが今年のミスコン1位。
「…ねぇ、お二人さん」
「ん?」
「ありがとう!」
今の自分ができる満面の笑みを、2人に向けた。
俺たちに背を向け、1年の寮へと帰るAさん。
「ねぇねぇ天喰くん。A、なんか変だったよね。いつも変だけど。知ってた?」
「…知ってる。Aさんも色々堪えたんだろう」
なんというか、神野事件以来ずっと変だった。話しかけても上の空ということが多いし、メッセージアプリでの返信も遅くなった。元から早かっただけで今の感じが普通なんだろうけど。(元は10秒以内にくる)
「こんな時こそ、彼氏の出番じゃない?」
「まだ彼氏じゃない…」
「なんでなんで?Aきっと告白されるの待ってるよ?」
「まだ…だよ」
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雪羅(プロフ) - 神月ティアナさん» コメントありがとうございます！この作品内だけのオリジナルセリフなので忘れちゃいますよね！「危ない男は好きよ」の最初にありますので、また読む時の参考にどうぞ！ (11月2日 9時) (
レス) @page22 id: e292c4e8a5 (このIDを非表示/違反報告)
神月ティアナ(プロフ) - この作品の(名前)ちゃんの地獄通信の仕事での決め台詞いっぺん死んでみる？の前のセリフ好きだけど忘れちゃって毎回どのページにあるのかも忘れちゃうから何回も往復してる (10月16日 5時) (レス) @page9 id: 7ac5013380 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - にいはさん» コメントありがとうございます！ぜひ夢主ちゃんに身体を預けてください。一瞬で夢見心地です。天国です。 (2022年2月23日 23時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
にいは - 夢主にお胸揉まれたい。ちゅーしたい。愛でられたい。雪羅様、神でした。ヤンデレなの最高でした。現場から、語彙力が４んだ変態からお送りしました（？） (2022年2月6日 20時) (レス) @page41 id: 399162e827 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - (´???｀)ぬんさん» なんと!私の夢小説が初!これは嬉しい限りでございます!この作品長かったですよね、お疲れ様です。一応小説としては終わりなんですが、まだ分岐ルートがあるのでそれも見ていただければと…。コメントありがとうございます! (2020年7月15日 22時) (レス) id: 9caae3673b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羅 | 作成日時：2020年1月22日 13時
