今日:1 hit、昨日:18 hit、合計:87,121 hit
小｜中｜大
謎 21 ページ22
｢……いや、違わない。｣
｢そうなんだ。誰を探してたの？｣
一緒に探してあげる。と優しそうな笑顔で声をかけてくれる。赤い髪を持つ少年。
｢……あなたです。｣
赤い髪を持つ少年には聞こえなかった。
探していた本人に探してあげるだなんて言われ、答えられるわけがない。
空羽もハッキリと言えず、口が少し動くだけ。
息が少し漏れるだけ。
空羽の口から漏れた息は音とならず、赤い髪を持つ少年の耳には届かなかったのだ。
｢なんて言ったの？｣
しまいには、もう一度確認として、質問される始末。
恥ずかしくなり、顔が真っ赤になった空羽は、下を向き、ポニーテールにしている髪を解き、顔を隠した。
その行動に疑問を持った少年、苦笑いだったことは、空羽は知らない。
｢……どうしたの？ 俺何かした？｣
何もしていないはずだけど……。と悩む。
相手に悩ませるなんて、何たる不覚！！！
そう思った空羽は、自分の顔がどうなっていようが、構わず訂正しようと顔を勢いよく上げた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：杞鞠 | 作成日時：2013年3月13日 21時
