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Aside

なんか昨日のこと思い出してたらそんなに眠れなかった...。

今日は珍しくころんのお迎えがない。

ほんとに、どーしたんだろ。昨日から様子がおかしい。

...1人で歩く通学路ってこんなに寂しいんだ。

学校行ったら、謝ろうかな...。


教室の前に立つと、なにか、嫌な予感がした。

(入って、大丈夫だよね...?)

ころんに謝って、なんで怒ってるのか聞かなきゃ。

ガラッ

「お、おはよ〜、ッやっ」

頭の上から白い粉が落ちてきた。

あれか、黒板消しドッキリ(?)みたいな??

「あ、あはは〜!引っかかっちゃった〜!笑」

あれ??みんなめっちゃ静かじゃない??

え、なに、どしたの...??

ころんは机に突っ伏して寝ている。

私の机の上には花瓶が乗っている。

女子はくすくすと笑っている。

この可愛らしい花は、なんだっけ、スノードロップ...だったっけ。

とりあえず席に座ろう。

あ、翔太くんきてる。

「お、おはよう翔太くん。」

「...」

あ、あれ??

無視???聞こえなかったのかな??

「し、翔太くん?」

「...悪いけど、あんま話しかけないでくれない?」

え、ごめん。

これって、もしかしなくても、だよね??

「...ん、あれ、Aきてたの?」

「あ、ころん...うん、」

「なんか、汚れてる。洗いに行こう?」

「あ...」

ころんに手を引かれて私は水道場に行った。

「うわ、チョークの粉やば」

「...ねえ、ころん。」

「なに?」

「私、気づかないうちにころんに酷いことしたかもしれない。昨日怒ってたのも、私のせいだよね...?ごめんなさい。」

「...」

ころんは水で濡らした手で私の髪を梳いていく。

「全然怒ってないよ。Aは優しいねぇ。」

にこっと笑うころん、


少しだけ安心したけど、目の奥がとっても暗かった気がした。

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作者名:ミルクチョコ | 作成日時:2019年8月23日 17時

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