八幕 ページ9
そりゃーそーだよねー
二人で回すわけないよねーうん。
はぁ。女の人だと本気で思ってたんだけどなーなー
✿ ❀ ✿ ❀ ✿ ❀
なんか会議室みたいなとこに連れてこられたけどなんかショックが抜けないんだよね…
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、
「オイ、A。他のヤツ紹介すっから戻ってこい」
む。
失礼な。私は迷子ではないぞ！
ちょっと現実逃避してただけじゃん！
…従うけどね。怖いから。
……なので！浅葱さん！お願いします！睨まないで！
「はーい。」
「まず、うちには、人がお前含めて12人だ」
「え。」
「なにか言いたことがあるのか？」
「いえ。なんでもありません」
でも、正直少ないなーと思っちゃったんだよねー。だってだって12人だよ？
少なくなですか？
まぁ、それはいとして、ここに集まってるのって私達3人を除いて5人しかいないんだもん。あと4人どこいった
「まぁ、右から、
…5人の名前だけでも混乱してるのに、あと4人いるのか…先は長いな。頑張ろう。
「オイA聞いてっか？」
「聞いてます(途中までは)。」
「紹介しといてなんだが、お前が今覚えなきゃならんのは蘇芳だけだ。あとは成り行きで覚えとけ。」
…それていいのか？
ま。いっか。浅葱さんもこう言ってることだしね！
「オイ。オメーも軽くでいいから自己紹介」
「はい！えーっと、Aです。よろしくお願いします」
これでいいんだよね？
…なにか言いたそうな蘇芳さんの視線には気づかないのです！…気づかないんだからね！ね！
※大事なことなので二回言いました
そんなことはいいとして。
何か浅葱さんが話してたなーなんだろなー
…待って？今話してるのって大事なこと…？え？そうなの？
うわーヤバイ。どーしよ
「ってホントに聞いてんのか…？」
「え？…あ。申し訳ありません…聞いてませんでした…」
「…はぁ。オメーな…いや。怒ってもしゃーねーかいいか？よく聞け。オメーは今日から役人…つまり社会人だ。人の話はちゃんと聞く、何回も同じ事を説明させない、そして、自分のやること、任された事に責任を持つ。これは社会人として最低条件だ。頭ん中叩き込んどけ」
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作者名：雪園霧花 | 作成日時：2018年10月13日 18時
