こちら、審神者育成課です【刀剣乱舞】 (ページ7)

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六幕ページ7

「あー。とりあえず、仕事はさっき行った通りだ。俺、説明とか得意じゃねーから、あとは他の奴に訊け。」

…浅葱(あさぎ)さん…？適当過ぎやしませんかね？

「？んだよ、その『納得いきません』て面は。」

…そりゃそうでしょ！他の人…他の人ね……私、(浅葱さん以外の)育成課の人に会ってないんですけどおぉぉぉぉぉぉおお！？！？！
浅葱さん…あんまりです…

「誰かいねーかな？…おっ。いいのがいた！おい！蘇芳(すおう)!」
「っ⁉……あ。課長。」

………まじか。浅葱さんって課長なのか…ただの平社員じゃないんだ…ずっと平社員かと思ってたよ…(失礼)
っていうか、スオウさんだっけ？酢王さん？じゃないだろうな………綺麗な人。
雪解け水みたいな人だな～(今日初めて人の顔を真面目に見た)長い黒い髪が綺麗な高身長の女の人…かっこいい！！

「…課長。今まで何処にいらっしゃったんですか…？皆で探していたんですよ？」
「あれ？言ってなかったか？」
「はい。」
「悪い(わりぃ)わりぃ。忘れてたわ。」
「課長…？貴方という人は…」

…ん？なんだかスオウさんの周りの温度が下がったような…？

「まあまあ。怒んなよ蘇芳。」
「怒りますよ？！」
「こいつを迎えに行ってたんだよ。」
「…？誰ですか？」
「ああ。審神者育成課(うち)の新人だ。」
「課長が直々にですか？」
「ああ。そうだ。」
「何かあるんですか？この子。」
「まあ…な。胡桃(くるみ)新橋(しんばし)琥珀(こはく)も来てた。」
「胡桃さん…新橋さん…琥珀さん………って！対策課、情報処理課、司令課のお偉いさんじゃないっすか！なんだってこんな子供に?!」
「言ってなかったか？例のアイツだよ。…ほら、試験で有名な。」
「…聞いてませんよ？」
「……まじかあー。どっから説明すりゃいい？」
「最初からお願いします。」
「…よし、わかった。」

浅葱さん……『説明面倒くさい』って顔に書いてありますよ…
今更だけど、この人が私(達)の上司…なんだよね…わぉ。苦労しそうだな～(まわりが)

「カクカクシカジカだ！」
「それで通じるとでも思ったんですか…？ここはそんな都合のいい事が許されるとでも？」

怖い怖い怖い…怖いよ？！蘇芳さんってこんなドス黒い空気だったっけ？！？！？！

「冗談、冗談。蘇芳は冗談通じねぇか。」
「通じたら通じたて嫌ですから。」
「本題な。コイツは、試験でトップ8だ！」