序幕 ページ1
「あ。
ついに来た…審神者試験の結果…どーしよ。
え…どうしよう…いや、開けるんだよね?封筒…
ああああ〜〜〜〜怖いよ?怖すぎるよ?
絶対不合格に決まってる…
「?。霊奈、早く受け取んなさいよ。何、へんてこな顔してんのよ。」
お母さん…娘に向かってそれはないでしょ…
「う…うん。」
えーい!もう腹は括った!
「
「なに馬鹿なこと言ってんの。開けないなら母さんが開けるよ。」
ぴり…ペリペリぺリ……
「あ。」
おおおおおお母さん?!いや、お母様!?
なにを…何を破っていやっしゃるんですか?!そ…それはもしかしなくても、審神者試験合否通知ですよね?ね?!
ワタシのワタクーシノ合否通知…
※極めて重要テストに出る
酷い…酷い継母だ…
…いやいやいや落ち着け。私はシンデレラじゃない…お母様も実の母親だったよ…
「合格だって。良かったね。」
…………………………ハイ?
今何とおっしゃいました?
「お母たま…冗談は休み休み言え。くださるかしら?」
「霊奈…それ何処の言葉?」
「
「はいはい。で?聞いてたの?」
「……ナニヲデスカ?」
「合格。」
「?」
「審神者試験合格。」
「マジ?」
「なら、自分の目で確かめてみたら?」
ゴン…
あのですね?人の頭の上に封筒置くなです。
本当に受かってんの?
…
………
……………………マジでした。
受かった…?本当に?
「やっっっっっっ〜〜〜たーーーー!!!!」
「五月蝿い」
なーんでお母さんそんなに冷静なんです?
合格だよ?審神者だよ?
勝ち組だよ!?
このときちゃんと書類を見ていれば良かったんだ…『特殊合格』という文字を…
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作者名:雪園霧花 | 作成日時:2018年10月13日 18時