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#1 ページ3






『はっ…?』




目が覚めたらそこは、暗い路地裏なんかじゃなくて、いつも通りの明るい部屋だった。





夢か…と内心安心しつつ、少しだけ思い出すあの時。





拾われてから、もう三年の月日が経つ。





あの時、私は無意識に異能力を発動し、"助けて"と願っていた。





もし発動していなかったら、今頃そこらで餓死でもしていただろうと思う。





なんて、思い出にふけながら時計を見ると、午前9時を指していた。





そして今日は四月九日。私が今日から通うことになっている『対異端学園』の入学式の日である。





『遅刻………してるじゃないか…!?』






王道である入学式に寝坊なんてしないだろ〜と油断し、今日の午前2時に寝た私が100%悪いのだが、さすがにまずい。






私は急いで着替える…………が。





『めんどっ……!』




制服がめんどくさい((白目





ワイシャツを着て真っ青なスカートをはくまでは良かった。





だが、革製のベルトを胸の下に巻き、そこから伸びるサスペンダーもどきをスカートに巻いたベルトに付けるという何ともめんどくさい作業をしなければいけないのだ。





そんなめんどくさい作業を終わらせ、さっさと髪を梳かし、お気に入りの青色のマフラー首に巻く。





リビングに下りると、机の上に「爆睡してたから先に行ってる」という文字が書いてある紙切れが置いてあった。





『なんで起こしてくれないのかなぁ!?』





私は叔父さんへの殴りたい気持ちを抑え、急いで家を出る。





時間は午前9時12分。まだ入学式始まっていない。





入学式に出るわけじゃないけど、初登校から遅刻は目立つよね!?





心の中で叫びながら走る。





………学園近くて良かった。マジで。

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宙蘭(プロフ) - 蛇巴さん» ほんとですねっ!今すぐ直してきます! (2017年2月2日 18時) (レス) id: 1e4db32e5d (このIDを非表示/違反報告)
蛇巴(プロフ) - あの、急にすいません。24話が2つもありますよ? (2017年1月30日 1時) (レス) id: 8a75e37b2a (このIDを非表示/違反報告)
宙蘭(プロフ) - りんさん» 応援ありがとうございます!これからもがんばります! (2017年1月29日 19時) (レス) id: 1e4db32e5d (このIDを非表示/違反報告)
りん - 合ってます!そして続きが気になりますね。これからも応援しています、無理せずファイトです! (2017年1月25日 17時) (レス) id: fc9c29b555 (このIDを非表示/違反報告)
宙蘭(プロフ) - りんさん» 直してきました!合っていますかね?更新遅いですが、がんばります! (2017年1月23日 21時) (レス) id: 1e4db32e5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宙蘭 x他1人 | 作成日時:2016年11月15日 21時

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