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虎杖悠仁side
「よし、こっちの方は片付いたな。」
伊地知さんには“不確かな数“だと言われたけど一応呪霊3級を3体祓うことが出来た。
もし窓が見た数と一致していれば、Aの方のB棟には呪霊はいないだろうと思うと少し安心した。
でも何故だが胸騒ぎがする。
だから俺は、急いでB棟の方へと走っていった。
実際にB棟に入っても、
Aの声は一切しなくて静まり返っていた。
「何で…こんな静かなんだよ。」
妙に威圧感を感じる。
色々な部屋を見回ってついに一番奥の部屋まで来た時、
ドクンッ
自分の体が警戒したことが分かった。
急いでドアを開けるとそこに広がっていたのは_。
呪霊と、
「..................A?」
血まみれになって横たわっているAの姿だった。
「A!!!!!!」
いくら名前を呼んでも反応しない。
と言うか…息…してるのか?
今は呪霊の事に構ってる暇なんて無かった。
血まみれになったAの上半身を起こして息をしているのか、心臓が動いているのか確認した。
___が、既に心臓の音は止まっていた。
「待ってくれ、…待ってくれよ、A。何で…何で息してないんだよ....。」
まただ。俺のせいで誰かが傷ついた。
俺のせいで世界で一番大好きな妹が死んだ、
「なぁ…聞こえてんだろ、返事してくれよ…。」
認めたく無い、というか認めない。
Aが死んだなんて、
「っう”..Aッ.....ご“めんッ....何で....」
そうだ。宿儺だ。
「宿儺ーーーッ!!!!!!!!お願いだ!!!Aを治してくれッ“!!!」
___”あぁ、言われずとも分かっておる。”
“Aは俺が死なせない。”
“だから一旦俺と代われ、小僧。”
「っ”…分かった。変な真似はするなよ。」
ズッ.....[宿儺side]
「全く愚かな小僧だ。Aを死なせるなんてなぁ。おい1級呪霊。お前は邪魔だ。」
「よくもAを殺.したな。心底不愉快だ。」
ザシュッ———
「心配するな、A。反転術式で治そう。」
_________。
“何があっても俺が治すから心配するな。小僧、A。」
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月見瑠奈ールナー(プロフ) - 他界隈が失礼します!オ/リ/フ/ラ立ってしまってますよ〜! (7月9日 10時) (レス) id: 9de8b14570 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - オリ‘フラ立ってますよ!💦 (7月9日 8時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢(プロフ) - 面白いです!尊敬いたします (2023年4月17日 20時) (レス) @page20 id: 57d6b15c0e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2023年4月16日 9時