【呪術廻戦】転生後、推しの妹になりました。

２. ページ2

_______。













「うぇえぇええええん！」













突然、赤ちゃんの泣き声の様なものが聞こえて目が覚めた。

見慣れない白い天井、知らない女の人がいる。

「2人目も元気な赤ちゃんですよ〜」

と看護婦さんらしき人が言う。

『え、赤ちゃんってなんですか。』
と聞こうとしても口が開かない。
横見て見ると、おそらく？1人目？の私のきょーだい？
になる赤ちゃんがいる。

もしかして私.....。



















_____転生した？



















状況がまだあまり掴めてないが、
時間だけは物凄く早く過ぎていった。




ただ一つ分かったことがある。




ここは前世私が大好きだったアニメ”呪術廻戦“の世界であり




私は推し「虎杖悠仁」の妹に転生したと言うこと。



















_______15年後















見事に記憶が戻ったのは、お兄ちゃん(虎杖悠仁)が
宿儺の指を取り込んだ瞬間だった。

つまりは原作は変えることが出来ないという事だろうか。
宿儺の指さえ取り込まなければ未来は変えれていたのにと思うと悔しくて涙が溢れる。

それに追い打ちを掛けたのが伏黒恵だ。







「お前を呪いとして祓う」














いや待って！？
推しが祓われない事は知ってるけど、
でも実際にこう言われてるのを見たら心配になってくるじゃん....。


『お兄ちゃん！！！』


私が衝動的に取った行動は兄に抱きつくことだった。
いや子供か、
と思われるかもしれないが
呪力があるかどうかも分からない
こんな脇役にはこうしかすることが思い浮かばなかったのだ。

「うぉっ、A....。心配させてごめんな。」

と言って抱きついている私を抱きしめ返して頭を撫でる。

「Aが可愛すぎるッ.....。じゃなくて、お兄ちゃんは大丈夫だからな。」

と言いながらずっと頭を撫でてくれている。
ですが鼻血出てますよ！？

『お兄ちゃん、鼻血....っ！』

「はぁ...。何で兄妹でベタベタしている所を俺が見ないといけないんだよ...。」

と完全に呆れ返っている。

そして、





奴は来た____。








「今どんな状況？」

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