虎杖くんは彼女を作れない。【呪術廻戦】

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「…よかったのカノジョ？悠仁のこと好きだったんじゃないの？」

「…もちろん、俺も好きです」

「じゃあ今すぐ戻って撤回しなよ〜カノジョ泣きそうだったじゃん」

「それは、そうだけど……」



高校で出会った時から一目惚れだった。同じクラスの的場A。いつか彼女に告白しようと…宿儺の呪いが無ければ、俺だって付き合いたかった。



「多分、的場も俺の事好きだったんじゃないかな。そんな感じはしてた」

「両片想いってやつ？青春ね〜」

「…うん」


けど、遅かれ早かれ俺の死刑は決まってる。爺ちゃんは大勢に囲まれて死ねって言ってたけど。その中に的場だけはいて欲しくない。

大好きだからこそ悲しませたくねぇし、俺がもし死んだら…的場絶対に立ち直れないと思う。あいつ本当に優しいから。だから俺はこれからも彼女を"作れない"


好きな人を、想いやるのは当然だろ？



「………けど、けどさ」

「ん？」



1つ、後悔があるとしたら




「…もっと早くに告ってればよかったって」



すれ違った結果がこれってさ、残酷だよな



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虎杖くんは彼女を作れない

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Fin.

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