虎杖くんは彼女を作れない。【呪術廻戦】

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『は？オカルト研究部？？』

「そそ、先輩に誘われてさ」


朗報、虎杖くんが部活動に所属しました。
帰宅部仲間がこれで減っちゃったじゃん…くそ、裏切り者。


『にしたってなんでオカ研？陸上の顧問から声がかかってたじゃない』

「それがさ〜オカ研って部員が足んないらしくて……名前だけ貸してくれるだけでいいってさ。ほら幽霊部員！」

『オカ研だけに…ってやかましいわ。じゃあ5時までに帰るって約束は？？』

「それもちゃんと守る。爺ちゃんがうるせぇからな」


知ってる。虎杖くんはお爺さんの為にわざわざ門限を作ってるのだと。何だかんだ言って虎杖くんは凄く優しい。

あまり詳しく事情は知らないけど、虎杖くんがずっと幼い頃に両親は亡くなったそうだ。唯一の家族は祖父のみ。その身内が入院中となれば……きっと寂しいだろうな


『…今日、うち寄ってく？』

「サンキュ、見舞い終わったら行く」



ならば、せめて私の出来る限りを尽くしてあげたい。

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