この世界で生き残るために【約束のネバーランド】【男主】 (ページ10)

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9.作戦ページ10

その頃、木の下で話す4人を見ていた子供たちは...

「やっぱ違ぇな、あの4人は」

「あのレベルが一度に4人...ハウス史上初だって」

「あ〜、そりゃママも喜ぶわ...
勉強も運動も異様に(･･･)とび抜けてるもんな」

「そうね」

「中でも断トツの頭脳を持つ天才ノーマン

その天才と唯一渡り合える博識で知恵者のレイ

抜群の運動神経と脅威的学習能力で常に他3人を追随するエマ

このハウス1の人気者、医学に関して右に出る者はいない、努力家で優しいA

しかも年少の子たちの初恋は...だいたいAね。」

「マジ何食ったらああなるんだよ！！」

「食べてる物は同じよ。
きっと私たちとは神経系の出来が違うんだわ」

「要するにバケモンなんだよ。施設(ハウス)が生んだバケモン！

だが常人には常人の戦い方がある！」

「ノーマンリベンジだ、2回戦やるぞ！次ノーマン以外全員鬼！！」

((((せこっ...！！))))

「いいよ、捕まらないから」

すごい自信だよなぁ。

まぁ、それを言えるだけの実力があるのがノーマンの天才たる所以なんだけど。

「言ったな～～！？後悔すんなよ！
絶対最後(･･)捕まえようぜ！コニー！！」

「うん！」

「そのノーマン捕まえる計画俺も入っていい？」

「おう！Aがいれば心強いぜ！！」

「じゃあ、作戦を立てるか。
コニー、必ずノーマンを捕まえよう！！」

「私、がんばるね！」

ギルダも呼んで、4人で話し合った。

失敗したときにどうするかとか、コニーがどのタイミングで捕まえるか、などを綿密に。

ハウスでの暮らしは永遠じゃない。

コニーは今日で最後だからせめて最期まで楽しい思い出で溢れていて欲しい。

ここ(ハウス)がただ楽しいだけだったら良かったのに。

夢なら醒めてくれと何度思ったことか。

この世界は俺にも、人間にも...鬼にも優しくないものだから。