イナイレ宝石のような貴方との過ごす時間 (ページ3)

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3time ページ3

　白銀の髪が揺れる

　

　わたしのコンプレックス

　それはこの白銀の髪

　この髪のせいで小学校のころは本当苦労した

　ただ、皆と髪の色が違うだけなのに・・・

　なんで”バケモノ”扱いなの・・・？

　本当神様って不公平

　わたしも普通の子になりたかった

　普通の見た目で、普通に過ごして、普通に・・・

　言い出したらキリがない

　とにかくこの髪が大嫌い

　「あれー？あそこの子変わった髪の色じゃね？」

　「うわっ！キモチワル・・・」

　・・・、どこ行っても同じか・・・

　秀才の帝国学園でも、か・・・

　

　「おい、もう１年イジメか？」

　背後からドスの聞いた声が聞こえた

　振り返ってみると、碧の髪で片目を隠してて、マスクつけてる先輩がいた

　「！！ヤバッ、咲山じゃんっ」

　「もう、行こーぜっ！」

　そう言って２人の先輩は去って行った

　「おい、１年」

　いきなり声をかけられた

　どうしよう、また何か言われるの！？

　「大丈夫か？」

　「え・・・？」

　口にした言葉が優しい言葉だった

　「大丈夫、です。さっきはありがとうございます」

　わたしはそう言い残して走った

　後ろで先輩が何か言ってたけど、そんなどころではない

　わたしは、人に優しくされたことがないから

　この気持ちをどうすればいいのか分からないのだ

　(・・・先輩、ありがとうございます)

　とりあえず、わたしは先輩にお礼をしたい

　けど、

　(名前わかんないや・・)

　その願いはあっけなく崩れた